The Cinematic Orchestra 「To Believe」
この商品のレビュー
アルバムに先駆けて2016年にリリースされた表題曲「To Believe」では、ジェイムズ・ブレイクの新作『Assume Form』への参加も話題のシンガー、モーゼス・サムニーをフィーチャー。その憂いを帯びた歌声を繊細なストリングスが彩っているが、本作のストリングスを手掛けたのは、フライング・ロータスやカマシ・ワシントンなどの作品を手掛けてきたLAシーンのキーパーソン、ミゲル・アトウッド・ファーガソン。ミゲルの他にも、ドリアン・コンセプト、サンダーキャットのバンドメンバー、デニス・ハムなど、いま注目を集めているレーベル〈Brainfeeder〉関係のアーティストが参加しているのも見逃せない。さらにジャイルス・ピーターソンが絶賛するロンドンの女性シンガー、タウィアをはじめ、グレイ・レヴァレンドやハイディ・ヴォーゲルといったTCO作品に欠かせないシンガーたちも参加。ミックス・エンジニアには、アデル、デヴィッド・ボウイ、U2、ベック、フランク・オーシャンら錚々たるアーティストたちの作品を手掛け、グラミー賞も受賞している屈指の名エンジニア、トム・エルムハーストを起用。アートワークは、ザ・デザイナーズ・リパブリックが手がけている。賞賛を集めた前作『Ma Fleur』(07年)の世界をさらに深化させ、透徹した美意識に貫かれた本作は、今年でデビュー20周年を迎えた彼らの集大成ともいえる傑作。
国内盤CDにはボーナストラック「The King's Magicians」が追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。初回生産盤はスリーヴケース付。
【Track List】
1. To Believe (feat. Moses Sumney)
2. A Caged Bird/Imitations of Life (feat. Roots Manuva)
3. Lessons
4. Wait for Now/Leave The World (feat. Tawiah)
5. The Workers of Art
6. Zero One/This Fantasy (feat. Grey Reverend)
7. The King's Magicians *Bonus Track for Japan
8. A Promise (feat. Heidi Vogel)
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