Hania Rani 「Home」
この商品のレビュー
スワヴェク・ヤスクウケに続くポーランド・ピアノ・シーンの新しい才能として、UKマンチェスターの最重要レーベGONDWANAから昨年発売された初リーダー作『ESJA』。このアルバムで急速に注目を集めてヨーロッパでは昨年60ケ所以上のツアーやフェスをこなし、年末には「ザ・ピアノエラ2019」に出演して“最も大きな発見”と大絶賛されたハニャ・ラニ。間違いなく今一番、加速度的に注目されているコンテンポラリー・ピアニスト/コンポーザーの最新作が今回もGONDWANAからリリース。
前作で特徴的だった、ピアノのハンマーの打弦音や鍵盤が軋む音、ペダル音などのノイズをサウンドの美しい一部として響かせたセンス。そしてリズミカルな曲でも静謐な印象を残す映像的なサウンドはそのままに、本作ではさらに鳥のさえずりを始めとしたSEやミニマルなプログラミング等を大幅に導入。全曲リリカルでメロディックな旋律ながら、極めて現代的なプロダクションがさらに進化、ポスト・クラシカル/エレクトロ・ミュージック/ユーロ・フォーク/アンビエント他を統合しつつも、まったく違うオリジナルな地平に立った傑作。
【Track List】
01. Leaving
02. Buka
03. Nest
04. Letter to Glass
05. Home
06. Zero Hour
07. F Major
08. Summer
09. Rurka
10. Tennen
11. I'll Never Find Your Soul
12. Ombelico
13. Come Back Home
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