Shabason & Krgovich 「At Scaramouche」/ Shabason Krgovich & Harris 「Philadelphia」
この商品のレビュー
2022年最新作『アット・スカラムーシュ』と2020年のクリス・ハリスとのトリオ名義作『フィラデルフィア』を日本独自2枚組CD化!
本国カナダは元より日本でも数多くのミュージシャン、音楽愛好家から熱心な支持を集めるヴァンクーバー在住のメロウ・ポップ・マスター、ニコラス・ケルゴヴィッチ。米Western Vinylからのニューエイジ/アンビエント色濃厚なソロ作及びデストロイヤーやザ・ウォー・オン・ドラッグスへの参加、プロダクションワークで高い評価を受けるトロント在住のマルチ・プレイヤー、ジョセフ・シャバソン。ジョセフ同様デストロイヤーへの参加で知られるギタリスト、クリス・ハリス。2018年発表のニコラスのソロ・アルバム『アウチ』で顔を揃えた3名は、自然発生的にコラボレーションをスタート。2019年12月から2020年4月にかけて録音〜ミックスされ、同名映画提供のニール・ヤング曲のカバーから『フィラデルフィア』と名付けられたアルバムは、3者共にファンである吉村弘や高田みどりなど日本のニューエイジ・クラシックからの影響と、デヴィッド・シルヴィアン、ブルー・ナイル、トーク・トーク的なエレガンスを感じさせる極上チル・サウンドとして高い評価を受けた。
そして、ジョセフがミックスを担当した2021年6月リリースのニコラスのソロ最新作『ディス・スプリング』(日本では先述『アウチ』との2枚組CD『ディス・スプリング・イズ・ザ・ワン』としてリリース)に続いて、2021年11月から本年1月にかけて制作された最新作『アット・スカラムーシュ』。クリスはゲスト・ポジションに後退し、シャバソン&ケルゴヴィッチ名義となったものの、前作から引き続いてのアンビエント・ポップ路線は至上のクオリティをキープ。さらに前作では極力抑えられていたリズム楽器を打ち出した抜けの良いポップ・チューンとのブレンドにより、アルバム全体の印象としては前作よりカラフルな仕上がりとなっている。ニコラスと、前作に続いて参加の盟友クリス・A・カミングスakaマーカー・スターリング+11/11発売のマーカー・スターリング新作でもデュエット・パートナーを務めるドロシア・パース両名とのヴォーカル・ハーモニーも絶品。
アーティスト自身からの希望を受け、シャバソン、ケルゴヴィッチ、そしてハリスのコラボレーション連作を日本独自に2枚組CD化した本作。ディスク1『アット・スカラムーシュ』、ディスク2『フィラデルフィア』の両アルバム共に世界初CD化となる。
解説:清水祐也/歌詞・対訳付き/E 式 W 紙ジャケット
【Track List】
Disc 1 : Shabason & Krgovich – At Scaramouche (2022)
1. Soli
2. In The Middle Of The Day
3. What Comes Back
4. I Am So Happy With My Little Dog
5. Childhood McDonald’s
6. I’m Dancing
7. Soli II
8. Templeton Field
9. Drinks At Scaramouche
Disc 2 : Shabason, Krgovich & Harris – Philadelphia (2020)
1. Osouji
2. Sun In The Kitchen
3. I Don’t See The Moon
4. Friday Afternoon
5. Waltz
6. Tuesday Afternoon
7. Philadelphia
8. Open Beauty
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