SKELETONS 「PEOPLE」
この商品のレビュー
映像作家でもあるというMatt Mehlanを中心としたブルックリン~NYのアヴァンギャルド・ミュージック・コレクティヴ、SKELETONS。奇人バンドという称号(?)があるほど、特異な音楽を生み出し続きているSKELETONSの6thアルバムにして日本デビュー盤となる『PEOPLE』。
SKELETONSはMatt Mehlanのソロプロジェクトとして始まり、のちメンバーを固定しない大所帯の演奏ユニットになる。SKELETONS & THE GIRL-FACEDBOYS⇒SKELETONS AND THE KINGS OF ALL CITIESとアルバムごとにバンド名を変えて5thアルバムにて再びSKELETONSに戻ることとなる。2005年に1stアルバム『GIT』をリリースし日本では、4thアルバム『LUCAS』が輸入盤ながらスマッシュ・ヒット。更に、5thアルバム『MONEY』はBOOKS, OWEN PALLETT, PATRICK WOLF, SACK&BLUMMなどで知られるTOMLABからのリリースによりさらなる飛躍を。耳の早いフリークたちからは、次なるAKRON/FAMILYやDIRTY PROJECTORSと噂された。
2005年の1stアルバムから2011年の6年間で様々な遍歴を経てきたSKELETONSだが、一貫しているのはMatt Mehlanの想像力のままに、奇妙なおとぎ話的世界観を奏でているというところだろう。そしてローファイ・ポップ、フリー・フォーク、プログレ、ジャズ、ソウル、ファンクさらにはワールド・ミュージックの要素まで呑み込み、実験的なのにポップ・ミュージックとして成り立つバランス感覚。また、リラックスした遊び心が随所に溢れ、それが緊張感と脱力感の均衡を見事に保っているところも、見事に一貫している。
[Tracklist]
01. L’il Rich
02. Grandma
03. More Than the One Thing
04. Walmart and the Ghost of Jimmy Damour
05. No
06. Tania Head
07. Barack Obama Blues
08. People
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