Adrian Younge Presents Venice Dawn [Something about April]
この商品のレビュー
この作品のコンセプトの源はヤングがMPCサンプラーに限界を感じ始めた頃、10年以上前まで遡る。彼はその頃から自分のイメージ通りに作曲できるように、様々な楽器を覚え始めた。最初はキーボード、その次はドラム、サックス、ギター、そしてベースまでを。
エンニオ・モリコーネに代表される、イタリアのサントラのサウンドに魅了されたヤングは『ヴェニス・ドーン』という架空の映画のサントラに着手し、翌年にかけて録音した。その結果、モリコーネとエールから均等に影響を受けたようなサウンドが生まれた。2000年に自主制作されたこの作品はヤングが一人で作曲、編曲、演奏、そして録音をしている。
A面の「It’s Me」はシンガーソングライターのレベッカ・ジョーダンをゲストに迎え、70年代ソウルの全盛期を思い出させる楽曲だ。Seratoリリース限定であるB面の「The Niacin」は巨匠ショーン・リー (<Ubiquity>)、トランペットのマイケル・レオンハート (<Truth & Soul>,<Daptone>)、イタリアのファンクバンド、カリブロ35 (<Nublu>)をフィーチャーしている。このインストゥルメンタルトラックは映画の巨匠、エンニオ・モリコーネとヒップホップレジェンド、DJプレミアから影響を受けたフリーなジャムセッションへと発展する。A面は通常のレコードとして再生されるが、B面はScratch Liveを使って再生するようになっている。
加えて、アナログスタジオにてヴィンテージ機材を用いて録音され、「Lovely Lady」では伝説的なモータウンのギタリスト、デニス・コフィーがフィーチャーされている。
01. Turn Down The Sound
02. It's Me
03. Anna May
04. Two Hearts Combine
05. Thunderstrike
06. Reverie
07. First Step On The Moon 08. Dusts Of Gold
09. Midnight Blue
10. Lovely Lady
11. Sound Of A Man
12. Sirens
13. Mourning Melodies In Rhapsody
14. Something About April
ツイート