★直筆サイン入り Lori Scacco 「Circles」
この商品のレビュー
2004年にPREFUSE 73ことGuillermo Scott Herren主宰のレーベルからリリースされていたLori Scaccoの知る人ぞ知る黄昏の名作がリリース10周年で遂に待望のCD再発!
Lori ScaccoはかつてToo Pureから作品をリリースしていたシューゲイザー~ドリーム・ポップ系バンド、Seelyのピアニスト/ギタリストをつとめ、現在はSavath y SavalasのメンバーであるEva Puyuelo Munsとのデュオ、Stormsとして活動している女性アーティストである。本作『Circles』はLoriの唯一のソロ作品であり、2004年にGuillermo Scott Herren主宰のEastern Developmentsからリリースされていた。
全ての楽曲の作曲、プロデュース、そして演奏のほとんどを自らが手掛けている。アコースティック・ギターやピアノ、エレピなどのシンプルな音色がナチュラルな残響に彩られながら浮遊し、随所にフィーチャーされたTim Delaneyのアップライト・ベースが寄り添い、哀愁に満ちた物悲しくも温かみのあるサウンドが生成され、聴き手を優しく包み込む。必要最小限のアコースティック・サウンドで構築され、極めて静謐であるが、曲構成やアクセントが絶妙であり、聴き飽きる子ことはなく、むしろぐいぐいと引き込まれる。全編インストゥルメンタルで、当時のチェンバー音響~ポストロック~エレクトロ・アコースティックに共振する部分も感じさせるが、今日におけるポスト・クラシカルなどに通ずるテイストがある。
今日においても一部では傑作として高い評価を受けているタイムレスな名作で、リリースから10周年のタイミングでリイシューされるこの機会に是非多くの方の耳に届いて欲しい。
[Tracklist]
01. Reeling Then Again
02. Imitation of Happiness
03. A Quiet Light
04. Heirlooms
05. Love's Journey
06. Sketches of Lines in Spiral
07. Moving Thought
08. Meditation
09. Love's Reprise
10. Neon in Daylight [Bonus Track]
11. Masks [Bonus Track]
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