★予約★ bar italia 「Some Like It Hot」
この商品のレビュー
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ニーナ・クリスタンテ、ジェズミ・タリック・フェフミ、サム・フェントンの3人によるバンド、バー・イタリア。2024年に行われた初来日公演は即完するなど、ここ日本でも大きな支持を得るバンドがアルバム『Some Like It Hot』を〈Matador Records〉よりリリース!
発表と共に公開された収録曲「Fundraiser」は、突き抜けるようなスピード感とフック満載のサウンドが交差する、バー・イタリア史上最もエキサイティングな楽曲。英国の俳優マット・キングを起用し、3rdアルバム『Tracey Denim』を想起させる描写も登場するミュージック・ビデオも公開されている。また今回のアーティスト写真も、エリザベス2世やデヴィッド・ボウイ、パルプを撮影した著名なフォトグラファー、ランキンが手がけた。
『Some Like It Hot』は、マリリン・モンロー、トニー・カーティス、ジャック・レモンが出演する1959年の映画で、自由奔放なミュージシャンたちの冒険を描いた作品。ユーモア、セクシーさ、騒々しさ、そして時代を超える普遍性を併せ持ち、三者三様のスターたちがフルスロットルで駆け抜ける傑作だ。そして『Some Like It Hot』は、ロンドンを拠点とする3人組バー・イタリアの新作アルバムのタイトルでもある。この2つの作品の間にある共通点は、偶然ではないのかもしれない。このアルバムには、ロマンス、謎、自己発見、欲望に酔いしれるような陶酔感が満ちている。情熱的なロック・ナンバー、魔法のようなフォーク・ポップ、酩酊感漂うバラード、そして午後5時の陽射しのようにふいに訪れる名状しがたい瞬間たち、そのすべてが脈打っている。本作は3人のシンガー・ソングライターが、それぞれのアンダーグラウンド・ルーツを超えてより大胆でシネマティックな新境地を拓いた結晶とも言える作品だ。
ディーン・ブラント主宰〈WORLD MUSIC〉より2枚のアルバムやインターネット上でシングルやEPなどをリリースし、その溢れんばかりのセンスからカルト的な人気を誇っていながらも、謎多き存在としてロンドン・アンダーグラウンドの震源地として活躍していたバー・イタリア。バンドの音楽性の深化は、初期の手描きスケッチのような自主制作音源(2023年には自作のドローイング展も開催)から、『Some Like It Hot』のような壮大なタッチへと発展してきた。2023年にバー・イタリアがアンダーグラウンドの支持を背に〈Matador Records〉から2作の絶賛されたアルバム『Tracey Denim』、『The Twits』を数か月差でリリースした当初、彼らはシャイで人と目を合わせることすら避けるようなバンドだった。暗闇の中で演奏を始め、終わるとすぐにステージ裏へ消えていった。しかしその後2年間で、イスタンブールから、即完した東京はWWW Xでの初来日公演まで、ニューヨークとロサンゼルスではソールドアウト公演を連発し、GlastonburyやCoachellaといった世界トップクラスのフェスにも出演。2023年から2024年にかけて160公演以上を行い、ミステリアスな印象を打ち壊し、何度もアンコールを重ねるほどの堂々たる5人編成のライヴ・バンドへと進化した。その知名度をイギリスだけではなく日本やアメリカにも広く伝播させている、まさに今最も注目するべきバンドと言っても過言ではない。バー・イタリアは、シリアスで誠実な主題に、ショーマンシップの歓びを掛け合わせる。彼らの楽曲は、個性を大きなコーラスにねじ込むことで高揚を生み、自己の在り方と感情とパフォーマンスの境界線を曖昧にしていく。アルバム名の元になった1959年のハリウッド映画は、こんな名台詞で幕を閉じる「誰だって完璧じゃないさ」。でも、このアルバムはそれに限りなく近い。
解説書/歌詞対訳付き/ボーナストラック追加収録
【Track List】
01. Fundraiser
02. Marble Arch
03. bad reputation
04. Cowbella
05. I Make My Own Dust
06. Plastered
07. rooster
08. the lady vanishes
09. Lioness
10. omni shambles
11. Eyepatch
12. Some Like It Hot
13. FH (bonus track for Japan)
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