★予約★ Gia Margaret 「Mia Gargaret (Reissue)」
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Gia Margaret の新作アルバム『Singing』の発売にあわせ、初期2作品『There’s Always Glimmer』『Mia Gargaret』のCDが再発!
シカゴを拠点とするシンガー・ソングライター、マルチ奏者、プロデューサーのGia Margaretが2020年に発表した『Mia Gargaret』は、彼女の表現の核心を静かに、しかし深く映し出した重要作だ。2018年の『There’s Always Glimmer』に続く作品として構想された本作は、病気によりツアーの中止を余儀なくされ、約半年にわたって歌えなくなった時期に生まれた。声を失った彼女はシンセサイザーへ向かい、自らを落ち着かせ、音楽家としての輪郭をつなぎとめるようにしてこのアルバムを形にしていった。Pitchforkもまた、失われた声の代わりに“柔らかく瞑想的なループ”を築いた作品として本作を紹介している。
本作に収められた11曲は、シンセサイザー、ピアノ、アコースティック・ギターを軸に、足音、教会の鐘、火のはぜる音、湖の波音といった日常のフィールド・レコーディングを織り交ぜながら、痛みと静けさ、孤独と回復が入り混じる繊細な風景を描き出す。オープナー“apathy”には実際のボーカル・セラピー音声の断片が使われ、“body”には哲学者Alan Wattsの声がサンプリングされている。また、ラストを飾る“lesson”は、本作中で唯一Gia自身の歌声が入る楽曲であり、失われた声の先にある回復の気配をそっと示す。アルバムは2019年夏から秋にかけて自宅で作曲・演奏・録音され、Emily Cross、Stephen Steinbrink、Doug Saltzmanらも一部参加している。
『Mia Gargaret』が特別なのは、単なる“声を失った時期の代替作”では終わらないことだ。Exclaim!は本作を、不安から自己治癒へ、そして音楽そのものへの愛の再発見へと向かう過程を記録した作品として捉え、Gia Margaretのソングライター/プロデューサーとしての成長と多面性を照らし出す一枚だと評した。Clashもまた、歌詞を持たないアンビエント作品でありながら豊かな感情を語る作品として受け止めている。
のちにGia Margaretは再び歌を取り戻していくが、本作はその“療養期”を象徴する作品であると同時に、以後の『Romantic Piano』へもつながる重要な架け橋でもある。声が使えないからこそ生まれたのではなく、声が使えない状況のなかでなお音楽が人を癒やし、導きうることを証明した一枚。『Mia Gargaret』は、Gia Margaretというアーティストの本質が、言葉の外側でこれ以上なく美しく結晶した作品である。
【Tracklist】
01. Apathy
02. Body
03. INWIW
04. Barely There
05. For Zoya In China
06. No Sleep No Dream
07. Lakes
08. Sadballad
09. 3 Movements
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