★予約★ KMRU 「Kin」
この商品のレビュー
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静謐、轟音、残響。そのすべてを呑み込むKMRUの最新到達点。
EACH STORYでの初来日も決定したナイロビ生まれ、現在はベルリンを拠点に活動するサウンド・アーティスト、KMRUことJoseph Kamaru。2020年の傑作『Peel』以来となるEditions Megoからの最新アルバム『Kin』が日本盤リリース!
共にUSツアーを回った盟友フェネスが1曲で参加!
フィールド・レコーディングやドローンを軸に、環境音と電子音響を独自の感覚で結びつけてきたKMRU。世界各地のフェスティバルやコンサートに出演し、現代アンビエント/エクスペリメンタル・シーンを代表する存在のひとりとなった彼が、本作ではこれまで以上にノイズ、ディストーション、ギターの質感を大胆に取り込み、新たなサウンドへと踏み込んでいる。
『Kin』の構想は、Editions Megoを率いた故Peter Rehbergと交わした「『Peel』の次にどんな作品を作るのか」という会話から始まった。制作は2021年初頭にナイロビでスタートしたものの、Peter Rehbergの死を受けて一度中断。その後、2022年にゆっくりと制作を再開し、時間をかけて完成へと至った。アルバムの最後に記された「For Pita.」という言葉が示す通り、本作は彼への深い敬意と記憶を内包した作品でもある。
オープニングの「With Trees Where We Can See」では、温かく揺らめくメロディがゆっくりとリスナーを作品世界へ導いていく。続く「Blurred」は、2022年にKMRUと共にUSツアーを行ったFenneszとの交流から生まれた楽曲。弦を爪弾くようなギターの響きと、きらめく巨大なドローンが重なり合い、Editions Megoらしい美しくも異質な音響空間を作り出している。
一方で「They Are Here」では影のあるメランコリックなドローンへ、「Maybe」では多幸感を孕んだ電子音の嵐へと展開。「We Are」では鋭いノイズと複雑なリズム・パターンがせめぎ合い、KMRUの新たな側面を強く印象づける。そしてラストの「By Absence」では、アコースティックな響きと万華鏡のような音響が交錯し、アルバムを閉じると同時に、その先にある別の世界へとリスナーを誘う。
静謐なアンビエンス、美しく広がるドローン、ざらついたノイズ、ギターの残響、そして微細に変化し続ける無数のテクスチャー。『Kin』には、一聴しただけでは捉えきれない細部が幾重にも折り重なっている。聴き返すたびに新たな音や景色が姿を現す、まさに繰り返し聴くことでその真価が明らかになる作品だ。
ゆっくりと、そして大音量で。
KMRUの現在地を刻んだ、濃密な音響体験。
【Tracklist】
1. With Trees Where We Can See — 3:18
2. Blurred (feat. Fennesz) — 12:12
3. They Are Here — 7:18
4. Maybe — 9:08
5. We Are — 3:30
6. By Absence — 20:22
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