★予約★ Eden Samara 「Odyssey」
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Loraine James、Tim Reaper、TSVIら参加。ロンドンのアンダーグラウンド・シーンで存在感を放つEden Samaraが、ジャングル、R&B、クラブ・ミュージック、ハープやコーラスまでを大胆に横断した待望のセカンド・アルバム『Odyssey』を完成。前作『Rough Night』からさらにスケールアップした、親密さと高揚感が交錯する渾身の一枚。
カナダ西部の山岳地帯で育ち、フォーク・ソングの作曲や演劇活動を経て音楽の道へ進んだEden Samara。ヨーロッパを訪れた際に体験したクラブ・カルチャーに大きな影響を受け、2019年にロンドンへ移住。以降、Parris、Ciel、Loraine Jamesらとのコラボレーションを重ねながら、エレクトロニック・ミュージック、R&B、ポップを自在に行き来する独自のスタイルで、ロンドンのアンダーグラウンド・シーンにおいて確かな存在感を築いてきた。The Guardian、Pitchfork、Rolling Stone、Crack、DJ Magなど数々のメディアからも注目を集める、現在のUKエレクトロニック・シーンを語る上で見逃せないアーティストのひとりだ。
2022年にLocal Actionよりリリースされたデビュー・アルバム『Rough Night』では、TSVI、Call Super、Shanti Celesteといった第一線のプロデューサーたちを迎えながら、エキセントリックなクラブ・ポップ、内省的なR&B、実験的なエレクトロニック・サウンドを独自の感性で融合。その鮮烈な世界観はDazedから高く評価され、Mixmagの年間ベスト・アルバムにも選出された。フロアに根ざした大胆なサウンド・デザインと、極めてパーソナルなソングライティングを共存させた同作は、Eden Samaraというアーティストの個性を強烈に印象づける作品となった。
そして約4年ぶりとなるセカンド・アルバム『Odyssey』で、その世界はさらに大きく、豊かに広がっている。
今作では、これまでのクラブ・ミュージックやR&Bを基盤としながら、ジャングルの疾走感、コーラスの広がり、ライヴ・ハープの繊細な響きといった新たな要素を大胆に導入。ビートの鋭さと歌の親密さ、デジタルな質感と生楽器の温度が絶妙なバランスで共存し、楽曲ごとに表情を変えながらも、アルバム全体をひとつの壮大な物語として聴かせる完成度の高い作品へと仕上がっている。
タイトルの『Odyssey』が示す通り、本作の着想源となったのはホメロスの『オデュッセイア』をはじめ、『アルケミスト 夢を旅した少年』、『ドリアン・グレイの肖像』といった、旅や自己探求を描いた文学作品の数々。しかし、ここで描かれるのは単なる幻想的な冒険ではない。身近な人々が薬物依存やメンタルヘルスの危機に直面する姿を見つめる中で生まれた喪失感、愛情の裏側に潜む共依存、そして「誰かを愛するために、自分を犠牲にしなければならない」という思い込みから抜け出していく過程が、神話的な旅のイメージと重ね合わせながら描かれている。
重いテーマを扱いながらも、『Odyssey』は決して閉塞的な作品ではない。むしろ、緻密に組み上げられたビート、艶やかなヴォーカル、予測不能な展開、そして時折訪れる陶酔的な瞬間によって、非常にフィジカルかつ開放的な聴き心地を備えている。ヘッドフォンで細部までじっくり聴き込みたくなる繊細さと、クラブ・ミュージックならではの身体性を同時に持ち合わせている点も、本作の大きな魅力だ。
さらに今作には、Loraine James、Tim Reaper、TSVIという現在のUKエレクトロニック・ミュージックを代表する面々をはじめ、Ryan Pierre、Comfort Zone、Dan Only、Ryan Clover、Lighghtらがプロダクションで参加。Marysia Osuによるハープ、Fyn Dobsonによるドラムとギターも作品に豊かな奥行きを与えている。中でもLoraine Jamesが参加した楽曲では、両者に共通する繊細な感情表現と複雑なエレクトロニック・プロダクションが見事に結びつき、アルバムを象徴する印象的な瞬間を生み出している。
ジャングル、オルタナティヴR&B、エクスペリメンタル・ポップ、UKクラブ・ミュージックを自在に行き来しながら、それらを単なるジャンルの折衷ではなく、Eden Samara自身の極めて個人的な物語へと昇華した『Odyssey』。前作『Rough Night』で示した才能をさらに研ぎ澄ませ、ソングライター、プロデューサー、ヴォーカリストとして大きな飛躍を遂げた作品と言えるだろう。
Loraine JamesやTSVI、Tim Reaperはもちろん、Local Action周辺のサウンド、先鋭的なR&Bやエクスペリメンタル・ポップのリスナーにもぜひ手に取ってほしい一枚。
本作は、バルセロナを拠点とするLapsusとロンドンのLocal Actionによる初の共同リリースとして、2026年9月4日にデジタル・リリース。日本ではPLANCHAより、日本限定CDを2026年10月2日にリリースする。
【Tracklist】
01. Voyage
02. Punish Me
03. Mystery
04. Soft Landings
05. Up the Mountain, Down the Stairs
06. Oracle
07. Unsatisfied
08. Swan Song
09. Dorian Gray
10. How to Let Go
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