Ragga Grondal 「Svefnljod」
この商品のレビュー
Ragnheidur あらため RaggaとしたRagga Grondal 2014年の作品。タイトルを英語にすれば、「Bedtime Poems」ということになるのだそう。メロディは彼女の作品で、歌詞は彼女自身が書いたものもあれば、ハトグリムル・ヘルガソン、シグルズル・パルソン、クリスティン・ヨンスドッティルの詩を借りたものも。
前作の『Astrocat Lullaby』がポップ寄りだったのに対して、今回のアルバムはややフォーク・トラッド寄り。それでも前回のアルバムで身に付けたサウンドクリエイター的な要素は色濃く残っており、特にそれは微妙なハーモニーの重ね方に現れている。
例えば2曲目などは彼女独特の節回しの曲が素晴らしく美しく、ピアノの弾き語りだと思われる曲は彼女の真骨頂だろう。4曲目はアルバム『Vetrarljod』で取りあげた曲を、軽快な感じにアレンジし直して歌っている。素朴さと、荘厳さと、嫌味のないエスニックな節回しが素晴らしい5曲目、ポップ調で軽い感じの6曲目。どの曲も彼女らしい魅力にあふれているアルバムです。
このアルバムを聴くに当たり、ラッガのことを調べてみると、彼女は1984年12月15日生まれ。祖父のホイクル・グロンダルは1931年にレイキャヴィク市音楽協会を創設。市の音楽学校の設立にも貢献し、アイスランド交響楽団の前身であるレイキャヴィク交響楽団にも関わったという音楽家。
「ICELANDiaショップから商品説明を転記」
【Track List】
01 Svefnljod
02 Astarþula
03 Fedgin
04 Landgangur
05 Lifandi vatnid
06 Astarord
07 Haustlauf
08 Litla barn
09 Solon Islandus
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