Borko 「Born to be Free」(直筆アート、サイン入り)
この商品のレビュー
*アイスランド国内流通版(国際リリース用のMorr盤ではありません)。
*本人直筆サイン入り。シルバーとゴールドのぺんで、アートワーク表に模様が書いてあり、内側に名前のサインと共に「Arigato(ありがとう)」「Stay Free」などの言葉が書いてあります。とても丁寧なサインで素敵です。どのサインかの図柄はお選びいただけません。
アイスランド音楽シーンのドキュメンタリー映画『Backyard』で先陣を切って演奏したのがこのボルコで、その曲がアルバム・タイトルでもある「Born to be Free」です。音楽学校を卒業後、音楽教師をする傍ら自らの音楽活動を続け、2008年に『Celebrating Life』でデビュー。『Born to be Free』はデビュー・アルバムに続く第二弾。
ボルコはアイスランド・ミュージック・シーンにそこはかとなく深く根を下ろし、古くはRunk(今にして思えばとんでもないメンバーが揃っていたスーパー・グループでした)に始まり、FM BelfastやSkakkamanageのように近年活躍するグループにも加わっています。
このアルバムは前作よりも落ち着いた感じと言えるかもしれません。前作は自分に何が一番いいのかと、あれこれを試したバラエティ感が強かった印象でしたが、第二弾の作品は、これが自分の持ち味だ!というフォーキーな感じのポップ色が強くでているようです。
前述の映画でもわかる通り、ボルコにはよきミュージシャンの友人が多く、このソロ・プロジェクトでも、才能豊かな仲間からの協力を得ています。例えば、全曲基本的に自作自演でも、歌詞でムームのオルヴァルが手伝っていたり、ハーモニーではシーベアーのシンドリ(ソロ名義はSin Fang)が面白いものを作ったり、同じくシーベアのソーレイはキーボードで、それからストリングスはアミーナの女子4名が演奏しています。
音楽とは離れますが、このアルバムを聴いていると、アイスランドの音楽シーンの友人関係の暖かさや愛情のようなものをとても感じます。市場が大きい音楽マーケットのレーベルは、常に「どれだけ売れるか」を考えることを強いられますが、それがザックリと抜けているアイスランド音楽シーンならではの、音楽の大前提であろう「自己表現の音楽」が感じられて、とても心暖まるものがあります。
「ICELANDiaショップから商品説明を転記」
【Track List】
1 Born to Be Free
2 Hold Me Now
3 Abandoned in the Valley of Knives
4 Two Lights
5 Waking Up to Be
6 Bodies
7 The Final Round
8 Yonder
9 Sing to the World
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