Sasami 「Squeeze」
この商品のレビュー
日本の妖怪、"濡女”がインスピレーションとなった最新作『SQUEEZE』
ミツキやジャパニーズ・ブレックファスト、CHAIらアジア系女性アーティストの活躍が著しいオルタナ・シーンに、また新たな才能、ロサンゼルスを拠点に活動するササミ (SASAMI) ことササミ・アシュワース (Sasami Ashworth)。バンド活動を経て、2015年にリリースしたセルフタイトルのデビュー・アルバムで「ロック界の次なる大物」(The FADER)と評価され、シングル「Callous」でPitchfork【BEST NEW TRACK】を獲得するなど注目を集めた。その後もスネイル・メイルのサポートを務め、この秋にはジャパニーズ・ブレックファストとの北米ツアー、来年にはミツキとのヨーロッパ/UKツアーも予定されているなど着実にキャリアを歩んでいる彼女が、最新アルバム『Squeeze』をリリース!
本作は、本人がプロデュースを行い、一部の楽曲はタイ・セガールとの共同プロデュースとなっている。ゲスト・ミュージシャンに、メガデスのドラマー、ダーク・ヴェルビューレン、ドリーミーなベッドルーム・ポップで人気のハンド・ハビッツことメグ・ダフィーや、タイ・セガールのバンドでも活躍するキング・タフことカイル・トーマス、フィービー・ブリジャーズのプロデュース作が話題となったクリスチャン・リー・ハトソン他、多くのゲストを招き入れて完成した作品となっている。
制度的な暴力への怒りから、個人的な人間関係に関する事柄まで、幅広い題材が表現されている。シンガーソングライターでありプロデューサーでもある彼女は、ニュー・メタルの生々しい攻撃性、カントリー・ポップやフォーク・ロックの優しい素朴さ、そしてクラシック音楽のドラマチックなロマンティシズムを随所で表現しており、システム・オブ・ザ・ダウンからシェリル・クロウやフリートウッド・マック、さらにはバッハやマーラーに至るまで、様々な影響が垣間見える本作は、今再び様々な才能が生まれているUSインディの領域と可能性を広げている。
国内盤CDには解説・歌詞対訳が封入され、ボーナストラックにはシステム・オブ・ア・ダウンのカバー曲「Toxicity」のLiveバージョンが追加収録。
【Track List】
01. Skin A Rat
02. The Greatest
03. Say It
04. Call Me Home
05. Need It To Work
06. Tried To Understand
07. Make It Right
08. Sorry Entertainer
09. Squeeze
10. Feminine Water Turmoil
11. Not a Love Song
12. Toxicity (Live) [Bonus Track]
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