Akusmi 「Fleeting Future」
この商品のレビュー
フランスのマルチインストゥルメンタリストであるパスカル・ビドーは、ガムランとゴングをエレクトロニカとジャズに融合させたアーティストで、彼ががインドネシアを訪れた際に伝統的なガムランとゴングの音楽に没頭したことが発端で制作された作品です。テーマ、モチーフ、メロディーの多くはガムランで使われる重要な調律法の一つである「スレンドロ」音階が使われ、シンプルなサックスのライン、シンセ、ブラス、ストリングスが徐々に変化して独特のコズミックな世界観を作り上げています。アルバムの中心である’Neo Tokyo’は大友克洋監督の「AKIRA」からインスピレーションを受けたもので広大な未来の大都市を舞台にした目まぐるしい芸術作品を想起させます。一方”Yurikamome”はビドーが日本への憧れを抱き日本の風景や都市をドライブして いるYoutubeのビデオを見てインスピレーションを受けた想像上のサウンドトラック。
今作には、Brandt Brauer FrickのDaniel Brandt (ドラムス/電子パーカッション)、Florian Juncker(トロンボーン)、Ruth Velten(サックス)が参加。
<プロフィール>
フランス生まれでロンドンを拠点に活動する作曲家でマルチインストゥルメンタリストであるパスカル・ビドーによるプロジェクト。ミニマリズム、コズミックジャズ、第四世界の影響を受けた幻覚的でジャンルを超えてブレンドされたサウンドは無名の存在ながらThe GuardianやMOJOで絶賛され多くの注目を受ける。Erased Tapesレーベルの立ち上げに大きく貢献し、オランダのビジュアルアーティストSigrid Calonのアートワークを使用したアルバムのパッケージデザインを担当したアダム・ヘロンが設立したロンドン/ベルリンの新たなレーベル”Tonal Union”と契約。レーベル第一弾アーティストとしてリリースされる。
【Track List】
1. Fleeting Future
2. Sarinbuana
3. Divine Moments of Truth
4. Neo Tokyo
5. Longing for Tomorrow
6. Cogito
7. Concrescence
8. Yurikamome
9. Longing for Tomorrow - Brandt Brauer Frick Remix*ボーナストラック
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