Nathalie Joachim 「Ki Moun Ou Ye」
この商品のレビュー
彼女にとって通算2作目となるスタジオ・アルバム『KI MOUN OU YE』。この作品は、2019年の前作『FANM D‘AYITI』の中で描かれたハイチの遺産をより深く掘り下げた作品になるという。英語とクレオール語で歌われるこの作品は、DNA、祖先、アイデンティティを表現する楽器である人間の声の豊かさをナタリーの声と、複雑にサンプリングされたヴォーカル・テクスチャーが織りなす生き生きとした音のタペストリーの中で、彼女のフルートに盟友エイト・ブラックバードのイヴォンヌ・ラムが演奏するヴァイオリン、そしてジェイソン・トレウティング(Sō Percussion)のドラムがエレクトロ・アコースティック・サウンドを際立たせている。
タイトル・トラックであり、アルバムのリード・トラックとなる「Ki Moun Ou Ye」と、ジェシカ・ジェネウス監督によるハイチで撮影されたミュージック・ビデオを見れば、彼女がこの作品で表現したいテーマがより伝わってくるだろう。彼女は本曲、またミュージック・ビデオについて次ようにコメントしている。
「私はハイチによく帰りますが、このミュージック・ビデオを家族の土地でレコーディングすることは、私にとって本当に重要なことでした。その土地で生まれ、その土地で暮らし、その土地とつながり、お互いを思いやり、食べ物を育て、そこで共同体の感覚を育んできた。私の芸術的なプロジェクトが、コミュニティ全体から支持されるのは本当に喜ばしいことだと感じた。一対一の個人的なレベルだけでなく、ある種の精神的なレベルにおいて、私たちの家族は皆、長い間つながっているのだということを知ったのです」。
【Track List】
01. Ki moun ou ye
02. Nan ko mwen
03. Fil
04. Kouti yo
05. Kenbe m
06. Renmen m plis
07. Nwa
08. Ti neg
09. Kanpe anba soley
10. Zetwal
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