Riow Arai 「graphic graffiti」
この商品のレビュー
記念すべき通算10枚目のアルバムとなった今作、その名も「graphic graffiti」は、キャリアに甘んじることのない姿勢を示す、最も実験的且つ挑戦的な内容に仕上がっています。タイトル通り、グラフィカルなサウンドレイアウトをベースにしつつ、グラフィティ=いたずら書き的な自由度を合わせ持つという相反した要素で成り立つ独特のニューサウンド。
今作は意外ながらもこれまでの作品にはあまり顕著ではなかったループ感を基調に作られているため、従来にはない聴きやすさを表現。 各曲際立った個性ながらも、アルバム全体でキープされる音のヴァイブレーション。全編ダブミックスレコーディングによるスリリングな構成。イーブン・キックからダウンビートまで、これまでのキャリアを物語る内容。 最近のビート・ジェネレーションにも呼応するような作風であり、元々アンビエントでデビューしたRiow Araiの引き出しの一つである音響/エレクトロニカ系テイストもにじみ出た作風です。
01. Adam
02. Centerposition
03. Middleage
04. Beatleaks
05. Desolation
06. Regret
07. Stopcoolconfine
08. Exposure
09. Newstream
10. Graphication
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