Ametsub 「All is Silence」
この商品のレビュー
前作"The Nothings of The North"が世界中の幅広いリスナーから大きな評価を獲得し、坂本龍一の2009年ベストディスクに選ばれるなど、現在のシーンに揺るぎない独特の地位を築き上げた、東京を拠点に活動するAmetsub。
2011年、スペインのL.E.V. FestivalではApparat、Johann Johannson、SBTRKTらと共演し、後日レビュ ー誌でベストアクトライブと称され、大きな痕跡を残しました。そういった国境を越えた活動の元、3年ぶりの今作はライブで披露した楽曲を中心に纏められ、これま での作品と比べて圧倒的な広がりが存在しています。
果てしない旅を連想させる様な浮遊感漂う旋律の連続は、アルバムアートワークからも感じとれるような赤く染まった大地、荘厳な地平線、大自然を描 くような強烈なサウンドスケープに仕上がっており、孤独感の中に確かな温かさが感じられます。様々なスタイルを独創的に通過し、古いテープで淡く変化した憂愁なメロディーの数々やプリペイドピアノで弾かれる試みも編み込まれ、大胆な音色の余韻と線密なビートプロセスによって、“新境地"と もいえる、一つ突き抜けた音楽性が紡ぎだされています。一つの地点に拘らず、次なるフィールドへ確実に進化したAmetsubの無限の世界観が秘められた全12曲!
01. Utmost Point
02. Rufouslow
03. Blotted Out
04. Precipice Drive
05. Lucent
06. Vestige for Wind Day
07. Key
08. Dimmur
09. Sun of Madrid
10. Over 6633
11. Muffled Blue
12. Cloudsfall
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