The Orb featuring Lee Scratch Perry present 「The Orbserver In The Star House」
この商品のレビュー
アレックス・パターソンを中心に結成され、現在はトーマス・フェルマンとの二人体制として”アンビエント”や”ダブ”をキーワードにハウス/テクノのあり方を拡張、デヴィッド・ギルモアとの共演作も記憶に新しいアンビエント〜ダブ・テクノの核心ジ・オーブ。そして、レゲエ〜ダブの生ける伝説として齢80にも届きそうな現在でも世界中のフェスなどに出演し、近年では<ON-U>からダブステップ・アルバムもリリースする、まさに衰え知らずな御大リー・ペリーによる驚愕のコラボレート・アルバムが到着!
本作は、ジ・オーブのふたりが作り出すブレイクビーツやハウス、ミニマル・テクノに組み込まれたダブの遺伝子を、リーの声が一発で覚醒させ、そこで喚起されたへヴィー・グルーヴは圧倒的なうねりと躍動感に満ちている。そして特筆すべきは、互いの往年のファンには堪らない名曲のアップデートを収録している点だろう。スティーヴ・ライヒの“Electric Counterpoint”をサンプリングしたオーブ初期の名曲“Little Fluffy Clouds”へのセルフ・オマージュ(ベースは当時と同じくキリング・ジョークのユースが担当!)ともいえる“Golden Clouds”(M-5)と、リー・ペリー・プロディースの最大のヒットでありザ・クラッシュもカバーしたジュニア・マーヴィンの“Police & Thieves(ポリスとコソ泥)”をスモーキーでブルージーに燻した超重量級ダウンテンポでカバー!
さらに、本作の共同録音エンジニアにはマルセル・デッドマンやレン・ファキ、シェッドらを擁する現行ベルリン・アンダーグラウンドの牙城<Ostgut Ton>からモーリッツ・フォン・オズワルド・トリオでも腕を振るうトバイアスを起用し、最新ベルリン・ミニマル・テクノの血も見事に注入している。
01. Ball Of Fire
02. H. O. O.
03. Man In The Moon
04. Soulman
05. Golden Clouds
06. Hold Me Upsetter
07. Go Down Evil
08. Thirsty
09. Police & Thieves
10. Ashes
11. Congo
*Bonus Tracks for Japan
12. Don’t Rush I
13. Golden Clouds (instrumental)
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