MONO 「For My Parents」
この商品のレビュー
新作はひとりの男の成長の記録ともいえる、コンセプチュアルな内容。
オーケストラを迎えて制作された新作ではさらにその世界観が深化し、その音楽の通じてその時間やストーリー、感情の流れなどが鮮明に、そして鮮烈に伝わってくる。レコーディングはプロデューサーのヘンリー・ハーシュ(レニー・クラビッツ他)所有のNYにある大きな教会を改装したスタジオで行われ、そのシンフォニックな響きはもちろん、エレクトリック・サウンドにもさらに深みと凄みを増すことに成功した。今作収録の全5曲で表現される”愛”と”成長”の物語は、MONOがさらなる高みに到達したことを見事に証明している。
新作”For My Parents”ワールド・ツアーのプレミア・ライヴとしてFUJIROCK 2012にも出演。前回のワールド・ツアーでは30カ国以上で15万人を動員。
2012年中に予定されている新作にともなうワールド・ツアーでも短期間にも関わらず、約40000人を動員するなど、インストルメンタル・バンドとして破格の人気を獲得している。
またFUJOROCK直後から行われるアジア・ツアー・ファイナルは、東京/大阪ワンマン公演となっている。
アルバム『For My Parents』について 〜 Gotoより
「今回のアルバムは、人種とか世代などを超えてすべての人がイエス!って言ってもらえるようなものにしたかった。そのなかで、自分にとってのある経験──8年ぶりに帰省して、初めて両親とハグをすることができたんです。世界をいろいろ旅してきて、そういうことが素直にできるようになった自分が、すごくいいなって。また同時に、ようやく音楽を通して両親へ恩返しができる機会がやって来たって思えたんです。特に日本人って、両親に感謝の気持ちを伝えるってなかなかできない。ましてやハグなんて。このアルバムが、なかなか言えない思いを伝える代わりになってくれたら。いつか伝えたいと思っていた気持ち、言葉で伝えられなかった両親への思い…… 「ゴメンね」「ありがとう」「僕たちはいつも一緒」、今ならまだ間にあう、この曲たちを通してなら伝えることができる、そう思ったんです。」
01. Legend
02 .Nostalgia
03. Dream Odyssey
04 .Unseen Harbor
05. A Quiet Place (Together We Go)
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