KARL HYDE 「EDGELAND」
この商品のレビュー
ダンス・ミュージック界の頂点に君臨していることは言うに及ばず、舞台や映画音楽からアートの分野までと着実に活動の幅を広げ、ステップアップしてきたアンダーワールドのカール・ハイド。昨年は相棒のリック・スミスがリーダーシップを取る形ながらも、アンダーワールドとしてロンドン五輪開会式の音楽監督という大役まで務め上げた彼が、2013年、ついにキャリア初のソロ・アルバム『Edgeland』を世に放つ。
一切の決めごともなく自由な環境のもとで70〜80曲を作り上げ、「手を加えなくても曲として完成しているもの」を採用したという『Edgeland』は、インテリジェンスを内包するオーガニックで穏やかなエレクトロニック・スタイルのヴォーカル・アルバムとなった。幽玄なメロディーやシンセと共に物憂げな歌を披露するアンビエントタッチの“Cut Cafe”、優しく語り掛けるような歌唱と柔らかなサウンド・プロダクションが牧歌的に流れる“Angel Cafe”をはじめ、多幸感や祝祭感に満ちたアンダーワールドのアップリフティングなダンス・トラックとは対極に位置する、思慮深い世界観が広がる。
その音楽性の変化に驚く人は多いかもしれないが、それ以上に耳を奪われる。
01. The Night Slips us Smiling Underneath it's Dress
02. Your Perfume Was The Best Thing
03. Angel Café
04. Cut Clouds
05. The Boy with the Jigsaw Puzzle Fingers
06. Slummin' It For The Weekend
07. Shoulda Been A Painter
08. Shadow Boy
09. Sleepless
Bonus Tracks for Japan
10. Cascading Light
11. Out of Darkness
12. OUT OF DARKNESS
13. Cascading Light (Japan only Bonus Track)
14. Slummin' It For The Weekend (Bonus Version Mixed by Brian Eno)
15. Cut Clouds (Figures remix) (Bonus Track)
DVD
The Outer Edges (A Keran Evens film)
約50分の映像作品 (日本語字幕付)
※デラックス盤に収録されているDVDは、日本国内向けに作られたディスクとなっております。
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