The Hive Dwellers 「Hewn from the Wilderness」
この商品のレビュー
30年の長きに渡りKレコーズを主宰し、ビート・ハプニング、ダブ・ナルコティック・サウンド・システム、ザ・ヘロ・ベンダースを率い、近年はソロ・アーティストとして活動。プロデューサーとしてもベック、モデスト・マウスなどの名作を多数手掛ける。と、キャルヴィン・ジョンソンの偉業を列挙するだけで、彼を「伝説」の一言で片付けるのは簡単だが、カール・ブラウ、テニスコーツとの2009年日本ツアーでの完全生音ライヴは、ミステリアスで刺激的な生命体としてのキャルヴィン像を軽々とアップデートし、刺激を受けたテニスコーツが以降完全生音ライヴスタイルを継承したほどのフレッシュなインパクトを与えてくれた。
そんな、キャルヴィンの実に5年ぶりとなる最新アルバムは新ユニット、ザ・ハイヴ・ドウェラーズ名義による初アルバム。2009年の来日後、カール・ブラウ、ダブ・ナルコティック・サウンド・システムのBrian Weber、Make-UpのMichelle Maeら旧友から、LAKE、City Center、WallpaperらKの新鋭バンドのメンバーらが参加する不定形ユニットとしてライヴ活動を開始、現在はキャルヴィン、Gabriel Will(The Curious Mystery)、Evan Hashi(Desolation Wilderness)のトリオに落ち着いた模様。
新旧K勢が顔を揃えたアルバムは、これまでの全キャリアを彷彿させるエッセンスが散りばめられた「All about Calvin」な一枚。原初ロックンロールのゆる〜くも生々しいグルーヴに満ちた「Raw freedom dance」レコード。さらに日本盤は、ドライなユーモアに満ちたキャルヴィンのうた世界を理解するのに最適な歌詞・対訳付き+2曲をボーナス・トラックとして収録。
01.Messed Up and Ramblin
02.The Dignity of Saint Jude SOUNDCLOUD
03.A Woman Named Trudy
04.Tell-Tale Heart
05.Get In
06.Sitting Alone at the Movies
07.Ride with Me
08.Somebody's Phone Is Ringing
09.Nothin' but the Buryin'
10.Blind in One Eye
11.Pine-Shaped Box
12.Lynch the Swan
13.Get In (Strategy Mix)
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