Federico Durand 「La estrella dormida」
この商品のレビュー
小さなオルゴール、チター、ミニシンセ、ピアノ、フィールドレコーディング、カセットテープレコーダーなど、ありふれた楽器をアナログとデジタルの手法を駆使して、ポップなアンビエントに仕上げました。その方法論的美学はリュック・フェラーリや、デヴィッド・チュードアなどの手法が50年の電子音楽の歴史を経て進化したもの、いわば60年代からの電子音楽の末裔なのです。そこでは、アンビエントなのか、電子音楽なのか、ノイズなのかという問いはもう意味をなさないのかもしれない。ここには美しいドローンがあり、時間を忘れさせてくれるような繊細な音が鳴り続けている。
魔法のような音楽、そのような形容詞が似つかわしい最上級の”音楽”
Profile
1976年生まれ。アルゼンチンのブエノスアイレス郊外Munizのアーティスト。 『La siesta del cipres』が日本のSPEKKよりリリースされ話題となり、その後、イギリスのHome Normalから2ndアルバムをリリース。一躍世界から注目を浴びる存在となり、今やアルゼンチン音響界を代表する音楽家である。アールグレーの紅茶が大好きと語る素朴な人柄同様、彼の音楽は日常や山で採取したフィールド・レコーディングを、ギターなどの楽器と一緒にラップトップで構築したどこか可愛らしい味わいが特徴的な音楽スタイルであったが、近年はラップトップを用いずアナログエフェクターを駆使した音楽に変容するものの、その独特で牧歌的な音楽は現在もさらに磨きがかかっている。
[Tracklist]
01. Té de manzanilla カモミール茶
02. La estrella dormida 眠り星
03. El fantasma de un niño ronda el invernadero グリーンハウスの周りにいる子供のお化け
04. A través del espejo 鏡の向こう側へ
05. Caída libre 自由落下
06. Pequeña pieza para lira y cintas de cassette たて琴とカセットテープのための小作
07. Primeras luces del día もっとも早い日の光
08. Reflejos del sol en la superficie del agua 水面に反射する太陽
09. El sueño de Fabergé ファーベルゲの夢
10.Despierta, todo esta está cubierto de nieve 起きて、すべては雪で包まれている
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