Nicholas Krgovich 「Who Cares? + On Cahuenga」
この商品のレビュー
古き良きハリウッドをテーマに、コンテンポラリーR&B、グレイト・アメリカン・ソングブック、80's UKポップ(シャーデー、プリファブ・スプラウト、ブルー・ナイル)らのエッセンスを絶妙にブレンドして描き出したロマンティックな一大絵巻は、デヴィッド・バーンやダーティー・プロジェクターズ、ニコラスがライヴサポートも務めるナイト・ジュエル、片寄明人(GREAT3)など国内外のミュージシャンはじめ多くの賞賛を受けたが、米英での発売は予想外に遅れ、2014年10月にタイトルを『On Sunset』と改題しようやくリリース。
しかし、元来多作家体質のニコラス、1stソロ・アルバムの日本でのリリースから海外発売までの待機期間を利用して2枚のアルバムを立て続けに制作。北米では共にLP&配信のみでリリースの両アルバムを日本のみ2 in 1仕様のCDとして発売。あえてメイン楽器ではないギターを用いることによってこれまでになくジャジーでエレガントなメロディとヴォイシングを抽出してみせた『フー・ケアズ?』。盟友フィル・エルヴラム(マウント・イアリ)をエンジニアに迎え、デビュー・アルバム収録曲をフェンダー・ローズ(エレクトリック・ピアノ)弾き語りのスタジオ・ライヴ形式で録音した『オン・カフエンガ』(カフエンガはサンセット同様にLAの地名)。両アルバムとも多くのゲストを招いて用いられたデビュー作とは対照的に、ニコラスのジェントルな声と一つの楽器とを核に据えたインティメイトな作風となっている。
北米でのリリースは、『フー・ケアズ?』がニュー・ポルノグラファーズのACニューマンも在籍した90'sカナディアン・バンド、ザンパノのジェイソン・ザンパノのJAZ、『オン・カフエンガ』が日本でも根強い人気を誇るカシオトーン・フォー・ペインフリー・アローンのオーウェン・アッシュワースのOrindalからと、ミュージシャン仲間達からの強い支持を裏付ける。
[TRACKLIST]
01.Who Cares?SOUNDCLOUD
02.The Loser
03.A Trip To Town
04.Baby Blue Tutu
05.Party With Lewis
06.Simple Signs
07.People
08.The Golden Nugget
09.My Song
10.A Reverie
11.The Backlot
12.Along the PCH on Oscar Night
13.Cosmic Vision
14.Let's Take the Car Out
15.City of NightSOUNDCLOUD
16.Rock's Dream
17.You're Through
18.The Mansion
19.At Pershing Square
20.Moon's Soft Glow
Track 1~10 from Album "Who Cares?" Track 11~20 from Album "On Cahuenga"
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