Marius Ziska 「Home」
この商品のレビュー
16歳の時、ロックバンドのFluxに加入。バンド・コンテストで好評を得てグループ活動を続ける。彼はソロとして2001年にEPを一枚リリースし、2005年にファースト・アルバム『The Sky Is Our Home』を発表。本最新アルバムは2015年春リリースの本作『Home』で、音作りにも幅があり、影や愁いのある音色が心に染みいる。
安直に引き合いに出してはいけないと思いつつ、初っぱなからボン・イヴェールやジェイムス・ブレイクを思わせるような、水彩画的な音色。そしてハイ・トーンが美しく響くヴォーカル。メロディにも特徴があり、それだけで普通なら充分だけれど、それ以上のものを作らないと世界に通用しないと心得ているのか、サウンド・クリエーションにも凝った形跡があちこち。
2015年7月にフェロー諸島で行われたG!フェスティバルでライブを見たところ、やはりライブはCDで聴くよりもパワフルで、バンドっぽい音作りの曲もあり、とてもよかった。アイスランドで言えば、例えばSin Fangあたりが好きな人にはツボかと思うので、ぜひCDでじっくりと聴いてほしい人だ。
知られざるインディーズ・アーティストを紹介し、大勢のアイスランドのアーティストが世界的に注目されるきっかけを作り続けているシアトルのKXEP局も数年前からマリウスに注目。Youtubeをさぐれば彼のフルライブも見られる。
1 The House
2 Let's Not Fall Apart
3 Going Home
4 Shades
5 Villingarsjónin
6 Nærveran
7 Aftur Á Jørðina
8 Tokan
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