Josephine Foster 「Blood Rushing」
この商品のレビュー
2012年、"Perlas"に続く二作目。
現在の彼女の創作意欲がどれほど高まっているかを伝えるすばらしい仕上がり。
欧米のプレスでは早くも最高傑作との評も飛び交っています。
イギリスの雑誌「The Wire Magazine」最新号は
表紙・8ページに渡るインタヴュー記事で大々的に紹介。
ソロ名義の作品としては2009年リリースの"Graphic As A Star" 以来
三年ぶりとなるこの作品は故郷コロラドに戻って録音。
録音は2012年を代表する1枚となるであろう、
Alabama Shakesのデヴューアルバム"Boys & Girls”を手がけた
Andrija Tokicがナッシュビルから駆けつけ、
暖かみのあるアナログ録音で収録。
10年来の友人であるThe Entrance Bandの紅一点Paz Lenchantinが
ベース、ヴァイオリン、インディアン・フルート、ヴォーカル/コーラスで
ニューメキシコからA Hawk and A HacksawのHeather Trostが
ヴァイオリン、ヴォーカル/コーラスで参加。
そして、近年の彼女の作品には欠かせない、
ヴィクトール・エレーロが弾く最高にいかしたスパニッシュ/エレクトリック・ギターが
さらなる高みへと導いています。
(アンサンブルのこのメンバー・組み合わせ、最高だと思いません?)
スペイン民謡に取り組んだ"Anda Jaleo","Perlas"を経て、
フリー(ク)・フォークやサイケといったタームが無意味に思えるくらい
独自の表現を獲得したこのアルバム
まさにジョセフィンのファースト・フィナーレを飾る
特別な作品となることでしょう。
あらゆる枠組みから自由な真にオルタナティブなアーティストの表現は
ノマド・フォークと言いたくなるような
なつかしいようであたらしい旅情感溢れるもの。
パノラマ・ワイドに視界が一気に広がったような開放感には
これまでの作品に親しんできたリスナーの方々もおどろかれるもしれません。
【Track List】
01. Waterfall
02. Panorama Wide
03. Sacred Is The Star
04. Child Of God
05. Blood Rushing
06. The Wave Of Love
07. O Stars
08. Geyser
09. Underwater Daughter
10. Words Come Loose
日本盤ボーナストラック
11. Mother Nature Is The Holiest
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