tuco 「tuco」
この商品のレビュー
前身バンド「ママナラズ」から、2017年1月に改名した、ワタナベコウタ(Gt)、サトウケンタロウ(Ba、Cho)、テツカフミヒコ(Vo、Gt)、イソハタリョウ(Dr)の4人からなるバンドtuco。
サウンドエンジニアをハイスイノナサの照井淳政が担当。
先行シングル「雨宿り」の美しいMVも必見！
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栃木発の4人組「tuco(トゥコ)」。ザ・スミスから初期のレディオヘッドに至る1980〜1990年代のUKロックに影響を受けたバンドサウンドと文学的な日本語詞とを組み合わせ情緒豊かなメロディを少しぶっきらぼうに歌う楽曲は、くるり、フジファブリック、アナログフィッシュといった、この国の文系ロックの歴史に連なるものだと言っていいだろう。
初の音源となる『tuco』には、そんなバンドの魅力をギュッと凝縮した4曲が収録され、反復と隙間を生かしたセンスのいいアレンジメントを、ハイスイノナサの照井淳政が美しい音像でパッケージ。空間系のギターが白昼夢の感覚を浮かび上がらせ、ラストのシューゲイザー的な展開も印象的なリードトラック“雨宿り”からは、近年のインディシーンをにぎわすサイケバンドたちとのリンクも感じることができる。
くるりが“Creep”のオマージュを大胆に用いた“東京”でメジャーデビューをしてから来年で20年。時代が一周して、新たな世代が生まれつつある。
金子厚武(音楽ライター)
【Track List】
1.work
2.甘い夢
3.図書カード
4.sitosito
5.雨宿り
サウンドエンジニアをハイスイノナサの照井淳政が担当。
先行シングル「雨宿り」の美しいMVも必見！
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栃木発の4人組「tuco(トゥコ)」。ザ・スミスから初期のレディオヘッドに至る1980〜1990年代のUKロックに影響を受けたバンドサウンドと文学的な日本語詞とを組み合わせ情緒豊かなメロディを少しぶっきらぼうに歌う楽曲は、くるり、フジファブリック、アナログフィッシュといった、この国の文系ロックの歴史に連なるものだと言っていいだろう。
初の音源となる『tuco』には、そんなバンドの魅力をギュッと凝縮した4曲が収録され、反復と隙間を生かしたセンスのいいアレンジメントを、ハイスイノナサの照井淳政が美しい音像でパッケージ。空間系のギターが白昼夢の感覚を浮かび上がらせ、ラストのシューゲイザー的な展開も印象的なリードトラック“雨宿り”からは、近年のインディシーンをにぎわすサイケバンドたちとのリンクも感じることができる。
くるりが“Creep”のオマージュを大胆に用いた“東京”でメジャーデビューをしてから来年で20年。時代が一周して、新たな世代が生まれつつある。
金子厚武(音楽ライター)
【Track List】
1.work
2.甘い夢
3.図書カード
4.sitosito
5.雨宿り
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