Chihei Hatakeyama 「Maybe」
この商品のレビュー
は2016年6月にツアーの合間に訪れた関ヶ原古戦場の散策からスタートしている。そこで、主に西軍の陣跡を中心に半日かけて回った経験やそこで得たインスピレーションを元に作曲をした。
アルバムタイトル『Maybe』はあり得たかもしれない、違った未来を意味していて、つまり西軍敗北にいたるメロンコ
リアや後悔といった感情を美学的に音像化した作品である。思い出される風景は大谷吉継の陣跡から眺める松尾山であり、ポツンと山の中に寂れた大谷吉継主従の墓である。
メインに仕様した楽器はRolandの『α juno 2』で、このヴィンテージマシンが持つ独特の柔らかい音色、淡く、甘い、音
像、リヴァーブ、コーラスなどが霞の向こうにある幻の未来に向かって、解き放たれているようである。
【Track List】
1.cries in the fog
2.reverberation in the morning
3.at the foot of the slope
4.under the Blazing sun
5.raindrops on a steel helmet
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