V.A. 「Quiet Corner: A Collection Of Pastoral Music」
この商品のレビュー
「パストラル」そして「センシティヴ」という感覚を通奏低音に、ジャンル~国~年代を超えて選び抜かれた、心を安らかに鎮める音楽。ジャズ/室内楽/アンビエント/ワールドミュージック/SSWなど、あらゆるエッセンスを織りまぜながら自由に音楽地図を描く、静謐な輝きを放つ全16曲。
「美しい叙情と詩情に満ちあふれた音楽」という変わらぬコンセプトのもと選び抜かれた収録曲、コンピを貫くストーリー性とジャンルを越えた曲同士のマリアージュは、第3弾にしてリスナーの期待をまったく裏切らないクオリティです。
2014年末のディスクガイド「クワイエット・コーナー~心を静める音楽集」と同時にリリースされたコンピ『Quiet Corner – a collection of sensitive music』、翌年春の『Quiet Corner – a collection of intimate music』に続く第三弾が、この3月にリリースとなる『Quiet Corner – a collection of pastoral music』。
「美しい叙情と詩情に満ちあふれた音楽」という変わらないコンセプトのもと、穏やかな音の風景をイメージする“パストラル"と“センシティヴ"を通奏低音に厳選されたとっておきの16曲。まずは英国の伝説の音楽家ヴァージニア・アストレイの隠れた名曲。清らかなピアノの音色、きらめくコーラスと旋律、遠くの教会の鐘……一つ一つの音が輝いている、第1弾に収録のラドカ・トネフ&スティーヴ・ドブロゴスの「ムーン・イズ・ア・ハーシュ・ミストレス」同様に、クワイエット・コーナーを象徴する曲といっても過言ではない素晴らしい曲。2曲目は小鳥のさえずりをあしらった牧歌的で穏やかな小品、トティ・ソレールの「Ocells」。さらにはライアン・フランチェスコーニが共感をこめて奏でるトラッド・フォーク、Mockyの才気あふれるメロウ・グルーヴ、ドゥルッティ・コラムの知られざるジャズ・カヴァーなど、静謐な輝きを放つ16曲を収録。
【Track List】
01. A Summer Long Since Passed / Virginia Astley
02. Ocells / Toti Soler
03. Morning Star / Quartetto Fantastico
04. Quiet Corner / Alela Diane & Ryan Francesconi
05. Bluegray Road
06. Hold On, Sister / Ben Gortmaker
07. One Prayer / Hobson’s Choice
08. Tears Of Unicorn / Masayoshi Fujita
09. Imitation Of Happiness / Lori Scacco
10. Down By The River Bank / Louis Philippe & The Prague Philharmonic Orchestra
11. Head In The Clouds / Mocky
12. The Seldom Scene / Rebecca Gates
13. I Get Along Without You Very Well / The Durutti Column
14. Estrela Nova / Zé Manoel
15. Julia / Carlos Moscardini
16. Berceuse / Dominique Barouh
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