Adrianne Lenker 「songs and instrumentals」
この商品のレビュー
エイドリアン・レンカー最新ソロ・アルバム完成。
2019年には『U.F.O.F.』と『Two Hands』という二つの傑作を連続リリースし、グラミー賞にもノミネートされたUSインディーの至宝ビッグ・シーフから、バンドの声を司る紅一点エイドリアン・レンカーが最新ソロ・アルバム『songs』 と『instrumentals』を2作同時リリース!
本作はビッグ・シーフのワールド・ツアーがコロナ禍によりやむを得ず中断された2020年3月初旬に、エイドリアンがマサチューセッツの山小屋中で隠遁生活を送りながらデジタル・プロセスを一切経由せずに全てアナログ機材でレコーディングされた。アコースティック・ギターの弾き語りに山中の雨音や鳥のさえずりと言った環境音が優しく佇む歌ものアルバム『songs』は「anything」の木々のせせらぎのようなアルペジオ、冒頭のミステイクを残した「forwards beckon rebound」や、あまりにも唐突すぎる「my angel」のエンディング、情念のこもった歌に圧倒される「come」などローファイなプロダクションならではの生々しさが彼女の魅力をさらに赤裸々に捉えた13曲を収録。またもう一つの作品である『instrumentals』は「music for indigo」と「mostly chimes」という長尺のインスト曲から成り、レコーディング中に1日の始まりと終わりに取り組んでいたアコースティック・ギターの即興演奏をコラージュした内容でアンビエント〜ポスト・クラシカル領域でも鳴り響く滋味深く静謐なフォーク・サウンドが展開される。
【Track List】
<Disc 1>
01. two reverse
02. ingydar
03. anything
04. forwards beckon rebound
05. heavy focus
06. half return
07. come
08. zombie girl
09. not a lot, just forever
10. dragon eyes
11. my angel
12. red leaves, falling *Bonus Track for Japan
<Disc 2> instrumentals
01. music for indigo
02. mostly chimes
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