Ryosuke Nagaoka & aus 「LAYLAND」
この商品のレビュー
Layland は、ausによって創り出された夢幻的なビートスケープに、長岡亮介の変幻自在のギターとコーラスワークが融合した浮遊感溢れる世界。この芸術的なシナジーによって生み出された音楽は、枠にとらわれず、創造性に満ちた音楽として響き渡ります。
深遠なハウスのオープニング曲「Made-up Mind」での熱狂的なヌードリング、「Murmurs」で披露されるギターソロ、はためくR&Bの要素を含んだ感触。長岡亮介の独創的なギターは、ausの柔らかなプロダクションに見事に織り交ぜられています。それは「Candles」で室内楽とブルーグラスが出会ったような循環する嵐となり、「Reverie 1:」では不安定なラウンジ・ブーム・バップにフュージョンの色彩を加えます。
実験的で遊び心に満ちた Layland は、軽やかに異なるジャンルに踏み込みます。歪んだシンセサイザーとギター・カッティングによって80年代のエレクトロポップへのオマージュを際立たせる「Mirrored」、その一方でブレイクビーツスタイルの「Hyatt Earp」では、ausが豊かな質感を持つビートを巧みに操る手腕を示しています。
形式的な探究だけでなく、自由であること、自然体でいることも『Layland』において重要な役割を果たしており、たった数回のセッションで録音され、最小限のエディットによって完成された本作には、ラフでありながら限りないエネルギーで満ちあふれるいくつかのトラックが収録されています。長い間待ち望まれていたこのミックステープは、遅くとも今こそ実現した価値があるものです。
【Track List】
1. Made-Up Mind
2. Candles
3. Mirrored
4. Reverie 1:
5. Hyatt Earp
6. Murmurs
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