Khruangbin 「A La Sala」
この商品のレビュー
巨大化した自らを顧み、家族としての3人に戻り、バンドのみで作り上げた4枚目のアルバム『ア・ラ・サラ』、リリース!
『A La Sala』は、バンドがレコーディングをする場所に戻ることをテーマとしている。アルバムはSteve Christensen(エンジニア)の倉庫Terminal Cでレコーディングされ、リヴィング・ルームのようなフィーリングを持つ。感情的にスタート地点に完全に戻ることはできないとしても、コロナやコラボレーション・アルバムの後、バンドは帰郷することが本当に必要だと感じた。また、家族というテーマも存在した。ライヴやプロモーション等、物事はすべてが巨大化してしまったため、家族としての3人に戻り、感情的なレコーディング・プロセスを採るのは正しいことだと感じていた。『A La Sala』は以前のダブ・アルバムに収録されていた曲の曲名だが、Lauraはいつもリヴィング・ルームに人を集めるときにそう叫んでいた。これは一体感の象徴だ。バンドがこうして一緒にプロジェクトに取り組むのは2019年以来となる。そして、これは、Will van Horn(ペダル・スティール)抜きでの初めてのアルバムで、Khruangbin史上初のゲストなしの作品となる。振り子と同じように、遅かれ早かれ、反対側に振られなければならなかったのだ。音楽的/テーマ的には、リヴィング・ルームにいるような暖かさを音で表現しようとした。また、曲名はどれも極めて具体的だが、リスナーの解釈次第でもある。視覚的には、窓がリヴィング・ルームの焦点だった。そこは、空想にふけることのできる空間で、アルバム全体を通して視覚的なつながりとなる(ジャケット等)。
■解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック収録(予定)
【Track List】
01. Fifteen Fifty-Three
02. May Ninth
03. Ada Jean
04. Farolim de Felgueiras
05. Pon Pon
06. Todavia Viva
07. Juegos y Nubes
08. Hold Me Up (Thank You)
09. Caja de la Sala
10. Three From Two
11. A Love International
12. Les Petit Gris
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