MANUOK 「TRAPS」
この商品のレビュー
その素晴らしい才能でThe Album LeafやTristezaなどの人気バンドにも大きく貢献してきたにも関わらず、このManuokは日の目を見ることなく今日まできてしまった。サンディエゴを拠点に活動中の5人組バンド、Manuok。中心人物でありVia SatelliteのフロントマンでもあるScott Mercadoは、シンガーソングライターでありながら、キーボード、ドラム、オルガン、パーカッション、グロッケン、ベースなどの楽器をマルチにこなす、まさに才能の塊とも言える存在。
通算4枚目となるこのアルバムは、これまでの中で最もダイナミックでポップでエモーショナルな作品である。彼が携わってきたThe Album Leaf、Tristezaのようなポストロックファンだけでなく、同郷で活躍するpinbackなどのインディーロック、さらにはより荒々しいエモファンの方にも心に突き刺さるであろう作品となっている。
アルバムタイトル『Traps』について、Scott Mercado曰く『亡霊・変化・罠がテーマなんだ。時に我々の過去の亡霊は変化しながら未来へと転じていき、そして我々自身を罠にはめるからね。』とのこと。確かに今作からは、力強さを感じつつも、どこか幻影的で、そしてどこか『罠』を連想されるような毒っけも感じ取れる。
01. Count On Us
02. Godfather
03. Sinking In
04. Our Nation
05. NC
06. One For Your Country
07. No Shadow
08. Buried In The Sand
09. Sons And Daughters
10. Some Voices
11. One Year After *Bonus track
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