Loose Lips Sink Ships/Noumenon「Bro Grinds: Music To Grind Your Bros To」
この商品のレビュー
Loose Lips Sink Shipsはイリノイ州DeKalb出身のバンドで、2007年初めに結成された。彼らの音楽はよく“マスロック”と分類され、音楽を言葉で表現すると、ゼリーでいっぱいの靴下の中に無理やり沢山のドングリを詰め込んでいる。彼らの音楽の構造はこのようになっている。“トゥイドリ トゥイドリ デュー ビー ブープ” ここでメロディー演奏 “タップ ア タップ ア タッパァ” ここで歪んだコード “デューブリ デューブリ ダブ” Matthew Frank、Conor MackeyとSteve Marekは2007年春にデモ版の曲を作り自身でリリースし、ナンバリング入り350枚限定版のデモをレコーディングした。3人目のドラマーの後、Jacob Boulayがメンバーになった。彼らは2008年初めの春にファーストアルバム“Puptent”の作曲を手がけ、そして2008年の5月にリリースした。(4人のハンドメイドプレス、300枚限定版) 2ヵ月後、“El Pin Meldou”とのスプリット、“The Contemporary Issues of Celibacy”をレコーディングする為に再びスタジオに行き、2008年9月にリリースした。(3人のハンドメイドプレス、350枚限定版)その頃には“By The End of Tonight”、“Maps and Atlases”、“Native”、“Arms and Sleepers”、“High On Fire”、“Don Caballero”、“The Appleseed Cast”、“The Fall of Troy”、“Dianogah”、“Unwed Sailor”の前座を務め、アメリカ中西部まで活動を広めた。
2008年12月には “El Pin Meldou”とのスプリットをサポートする為、初めてツアーを行った。このツアーでニューヨーク州、Fredoniaにある“Whaleplane Records”で作品をリリースしようという話が持ち上がった。2009年春に東海岸に再びツアーに行き、新しい曲を演奏した。その曲は2009年4月にレコーディングし、“Lose Lips Sink Ships 7”として2009年7月にリリースされた。(グリーン、ピンク、グレー・白紙で300枚限定版、ナンバリング入り) このレコードのリリースのため、Victor Villarrealの約10周年を祝う初のライブを行い彼らはもう一つのメインアクトとして演奏した。この時、初めてVictorと音楽的共同制作を行った。Loose Lipsは“Caddywhompus”、“Shapes Like Dinosaurs”、“Red Sea”、“The Bronzed Chorus”、“Buff Clout”、“The Climates”、“Pisces At The Animal FairのようなDIYの考えを持つ多くの同士バンドと共に演奏し、2週間の東海岸ツアーを行った。
ツアー後の2009年冬、彼らの作品は減少した。創造力が衰えたのではなく、もっとやりがいがある作品を意欲的に創作しようとする為だった。そのような試みの後、初めてリリースした1つ目の曲は、Victor Villarrealとのスプリット7インチで、“Eating Happens”(500枚限定版、ナンバリング入り)というタイトルで再びWhaleplane Recordsから2010年8月にリリースした。 そして、1年半以上の遅れて、今後注目されるだあろう“noumenon”とのsplitリリースをすることになった。(当初は、Rooftopsとのsplitで進んでいたが諸事情により、無くなってしまった。) USは、アナログの6曲のみ収録。CDバージョンは、各バンドが厳選した今までの作品のコンプリートを含め各8曲、全16を収録。
残念ながら、Loose Lips Sink Shipsは解散済みだか中心人物のMatthew Frankは、シカゴで新たなるバンド活動の準備を進めている。その仲間たちは、Victor VillarrealやJone of Aceなどのシカゴ中心のポストロックメンバーが係わっているらしい。
Noumenonも同じく、シカゴで活動するテクニカル・ノイズマスロックバンド。あまり頻繁には活動していないものの、今までに、デモ、Rooftopsとのsplit、そして今回のCDにも収録されている“Party Mathematics EP”をデジタルでリリースしている。このEPのタイトル通り、彼らは、自分たちのサウンドを“パーティー・マスロック”と自称しているだけあって、他には見ない、激しく重低音が響くノイジーでテクニカルなサウンドながらも、メロディーしっかりしていて、全体を通してポップでキャッチーな曲を展開し、今日のエモリバイバルのサウンドとかなり密接な関係でもある。そして彼らのサウンドもシカゴを中心として活動していた、Don Caballero, Ghosts and Vodka, Piglet, Volta Do Marなどの多大な影響を受けていることも分かるでしょう。また、この作品(Party Mathematics EP)には、ゲスト・ボーカルとして、Evan(Into It. Over It.)とNick(CSTVT)がシンガロングしてます!! Noumenonのベース“Owen Mallon”は、彼らと一緒に“Stay Ahead Of The Weather”のメンバーでもある。(先日に入荷した、Brighter ArrowsにもOwenは係わっています)
今後の活動が非常に楽しみなバンドでもある。
また、Noumenonにとっては、初めての(vinylとCD含め)フィジカルでのリリースとなります。
[Loose Lips Sink Ships]
01. Dr. Alfred Kunkleberg Taught us how to Photosynthesize our Mustaches
02. Papa Chubby
03. A Warbling Conglomerate of Warblers
04. Shank Responsibly
05. Sarah Palin’s Parasailing
06. Coach Kukoc’s Croatian Couscous
07. Pentwater
08. Sunny’s Song
[Noumenon]
09. Rat Tail of Bat Shit
10. Space/Thyme, Chaos, Matter, Life, Pain, Language
11. Mobius Strip Chonyon Krangz
12. Baby, Baby Teeth
13. How Cella Got His Groove Back
14. Ambrosius
15. Pimpin Zenith Pt. II
16. Algoresrhythm
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