bvdub 「At Night This Becomes The Sea」
この商品のレビュー
本人曰く「今回のアルバムは前回ほどアンビエントな作風ではないけれど、自分のスタイルを変えたわけではないんだ。
エレクトリックな要素もアンビエントな要素も私にとってはどちらも同じくらい重要だと思っている。
今回のアルバムは これまでよりもBeatが増えIDMな要素もあるけど、これまでのアルバムと同様に自分の感情から生み出させるものを表現しているんだ。
だから、きみが前回のアルバム「Then」の続編を望んでいたとしても、全く同じような作品にはならないだろうね。」
このことは「At Night This city Becoms The Sea」を聴けば頷けるだろう。
2013年、新境地へ向かうbvdub。
静かでもの悲しいテーマから精神的な強さや美しさへと変化を遂げていく過程は彼自身の感情の変化でもあり、彼の感情が望んでいるそのものでもあると言えよう。
また、我々日本人にとって大変興味深く、共感を憶えるエピソードを私はここで伝えておきたい。
今回のアルバムは「千と千尋の神隠し」を見たという体験にも関係しているんだと彼は話してくれた。
映画を見終わって、彼はいくつかのシーンで自分自身が感じ、心に浮かんだ言葉を書き記していた。
ある日、そのメモを偶然見つけたことがひとつのきっかけとなり、新しいストーリーが始まった。
「それは、この映画が語っているような世界との関わり合いや、ここ数年の間にあった自分自身の考えや感情など、
それはとてもわずかな瞬間を集めたもので… これらを表現しようと試みたんだ。」
自分がやっていることを言葉で説明するのはとても難しいね、と笑顔で最後に加えた。
これまでリリースしてきたどの作品よりも、美しく、ポジティブで活気に満ちた今作はbvdub自身も、世界も、今必要としているものかもしれない。
01.Never Meant You Any Harm
02.(N)ever Existed
03.Washed Away In Your Waves (This Is Love)
04.A Place To Call
05.Waiting For a Friend
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