Invalids 「Eunoia」
この商品のレビュー
Bandcampのデジタルリリース上に、彗星のごとく現れたユニット"Invalids"。正にマスロックという音楽に一石を投じる存在となっている。Pete DavisとNick Showいう2人の人物によって、このユニットは厳密に譜面上ですべて計算つくされた音を複雑に組み合わせて楽曲を作り上げる。
彼らの音楽を定義付けるならば、Math=Mathematics Rockという表現が当てはまるであろう。彼らのファーストアルバム「Eunoia」は、かなりキャッチーな展開の印象を受ける、それは、彼の音楽性の柔軟さ故にパンクやスクリーモといった痛快なサウンドからも影響が伺えることだろう。1曲目からうっかりすると…、普通に聴き流してしまいそうな独創的で難解なタッピング技巧は、もはや変態の域に達している。
また、変拍子を多用したプログレッシブな展開とテクニカルなリズムにも圧倒され、ボーカル、多重録音されたギター、リズムパートなど1曲にこれでもかと言うぐらいの音を詰め込んでいる。 彼らの特徴でもあるクリーントーンとタッピング技巧を軸としたサウンドは、他のMath Rock、Math Coreとは一線を画す存在になっていることは事実である。難解なサウンドでも、それを感じさせないことが彼らの最大の魅了でもあろう。 This Town Needs Guns、Tera Melos、The Bulletproof Tiger、Loose Lips Sink Ships、Rooftopsなどのバンドが好きな人なら、必聴!
[Tracklist]
01. Sherman Is Connector
02. It's a Pipe Bomb, Jobriath
03. Diastole
04. J Whiting, From Our Hearts We Send Thee
05. School Social
06. Ursine Valor
07. Far Away Cranes
08. Steinborgium
09. I'd Rather Be Driving; Skyscrapers
10. And Was It Worth It in the End?
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