Luis Nanook 「丘の上のロメロ」
この商品のレビュー
70年代フォークの叙情性を10年代の感性で再構築した、ボン・イヴェールやグリズリー・ベア、フリート・フォクシーズなどUSインディ勢とも共振する。
アコースティックでオーガニックな音楽性と「歌」の独特の世界観が好評を博した1stアルバム『Place』から2年の制作期間を経て完成した2ndアルバム『丘の上のロメロ』。
流麗なコーラスワークと美しいメロディの「歌」を基軸に高揚感をもたらす電子音はより深化を遂げ、ベースとドラムをはじめとしたバンド・アンサンブルを大胆に導入することで、躍動感のあるサウンドに。
曲調はバラエティ豊かで、ルーツミュージックを独自に発展させたようなアメリカーナ調のチェンバーロック。混沌と陶酔をもたらすエレクトリック・サイケロック。歌心あふれるフォーキー・エレクトロニカ・サウンド。シューゲイザー風のエモーショナルなブルースに至るまで様々だが、総じて示唆的な歌詞も含め、同時代的なリアリティを内包した意欲作に仕上がった。
ほぼ全曲に渡って千葉広樹(ベース)と服部正嗣(ドラムス)のリズム隊が参加、ゲストミュージシャンとしてオルタナポップの歌姫ツジコノリコ、trico!やsmall colorとしても知られる良原リエ等が参加した楽曲を含む全10曲収録の傑作!
[Tracklist]
01. romero
02. clouds
03. 6
04. a modulation
05. as days
06. hello
07. faust
08. the rain in june
09. awa
10. Sea
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