NIGHTMARES ON WAX 「Feelin' Good」
この商品のレビュー
『Feelin’ Good』と名付けられた本作は、《音楽の持つエネルギーがどれほどまでに人々に安ぎを与えるのか、皆にもう一度思い起こしてほしい》との願いが込められており、世界各国から集まったミュージシャン達と共に、現在の活動拠点であるイビザ島で制作されている。
イントロの最初の10秒でリスナーの心を鷲掴みにする'So Here We Are'(Trk.1)、トリップホップ・ソウルを基盤にし、カリフォルニアのフォークシンガーKatie Grayをフィーチャした‘Masterplan’(Trk.3)、70年代のモータウンのヴァイヴスまでをも醸し出す感動の名曲 ‘Give Thx’(Trk.6)と、異常なまでのラテングルーヴを織り交ぜた ‘Eye (Can’t See)(Trk.7)の2曲ではZero 7でも活躍する名シンガーMosesをフィーチャーしている。
かき集めたパーカッションと、チベット僧侶のお経をループさせ宇宙まで飛ばした ‘Om Sweet H(om)e’(Trk.10)は荘厳!
本作『Feelin’ Good』は、ナイトメアズ・オン・ワックスことジョージ・エヴリンのディスコグラフィーの中でも、間違いなく最も豪華な顔ぶれが集結した作品である。ジャザノバのアレンジャーであるセバスチャン・シュトゥッドニツキーが、多彩なオーケストレーションとストリングスを担当、また長年の共同制作者であるロビン・テイラー・ファースがキーボードで、パット・メセニーやマイケル&ランディー・ブレッカー等と共演するなど、ジャズやフュージョン界で数々のプロジェクトにひっぱりだこのジャズ・パーカッショニスト、ウォルフガング・ハフナーがドラムで、またゼロ7のモーゼスがヴォーカルとして参加している。
ナイトメアズ・オン・ワックスの歴史は長いが、その音楽は、依然として壮快な斬新さを保っている。90年代にリリースされた『Smokers Delight』や『Carboot Soul』は今も尚名盤として語り継がれ、シネマティックなローファイ・ファンク・アルバム『In A Space Outta Sound』によって、USでも知名度を一気に高め、その名を世界的なものとした。ジョージ・エヴリンのこれまでのレコーディング・キャリアと、地中海を拠点に活動する現在のヴィジョンとが、見事に溶け合って7作目となる『Feelin’ Good』は完成した。
01. So Here We Are
02. Be, I Do
03. Master Plan
04. Luna 2 feat. Wolfgang Haffner
05. Now is The Time
06. Give Thx 07. Eye (Can't See)
08. Tapestry
09. There 4u
10. Om Sweet H(Om)e
11. is The Time(In The Now Mix) Bonus Track for Japan
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