Amateur Best 「No Thrills」
この商品のレビュー
聴く人の心に引っ掻きキズを残すようなスペシャルなその掠れた歌声と、ポップ・ノートに触れながらも決して安易にならない絶妙なサウンド・メイキング。James Brake、HOT CHIP、ディスクロージャーらがポップ・チャートを切り拓く中、今シーンの注目を集めるインディペンデントで、ポップなエレクトロ、アマチュア・ベストが日本上陸!
近年の、ダブステップ、アンビエントR&B、インディR&B といったシーンの潮流にも共振するサウンド!
01. Amateurs [Bonus Track for Japan]
02. Ready For The Good Life
03. Too Much
04. Villas
05. The Wave
06. Pleased
07. In Time
08. Gads Job [Bonus Track for Japan]
09. Walk In Three
10. Be Happy
11. Get Down
12. No Thrills
13. Half Awake [Bonus Track for Japan]
14. Ready For The Good Life (Jupiter Jax Remix) [Bonus Track for Japan]
15. Ready For The Good Life (Piano And Vocal Version) [Bonus Track for Japan]
プロフィール
中心人物ジョー・フローリーは2009年にプライマリー1としてメジャー契約を果たすも、その安易なポップ・カルチャーに嫌気がさし、そのメジャー・デビューとほぼ時を同じくして脱退。3年のときを経てアマチュア・ベストとして生まれ変わった。
脱退後はPitchforkのコントリビューターでもあるHari Ashurstが運営し、今シーンの信頼を集めるDouble Denimを拠点とし、自分のペースで制作を開始。このデビュー作にも収録されている、”Be Happy/The Wave”、”Too Much”などの12インチを発売。シーンの注目を集め、2013年2月にフル・アルバム “ノー・スリルズ/No Thrills”を発表。アルバム冒頭に収められたチリー・ゴンザレス参加の “Ready For The Good Life” がクラブや、ラジオなどでスマッシュ・ヒットを記録すると同時に、Pitchforkなどのインディ系メディアでも高い評価を獲得。今、シーンを賑わせ始めたインディ/ダンスの注目アクトとして高い注目を集めることとなった。
“ノー・スリルズ“はハンドメイドの優しさと、ポップマナーの興奮を併せ持ったクラブ・ソングが詰まっている。ジョー・フォーリーの意図が隅々まで行き届き、それを楽しんで聴ける工夫も随所に光っている。ポップでありながらも、ジョーの繊細さは失われておらず、そして自分の世界に溺れてしまうこともない。ハッピーな毎日を歌い上げる陽気なダンス・ビートではないが、毎日の些細な憂鬱に寄り添うような優しさがそこにある。作品全体に悲しみや憂いとスウィートなメロディ、そしてその繊細さを昇華させるリズムに満ちており、それはポップ・ミュージックを愛するものにとって、無くてはならないものなのだ。
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