ASUNA 「Valya Letters」
この商品のレビュー
リード・オルガンや、美しいアンビエント、ハードコアでサイケデリックなドローン・ミュージックまで様々な楽曲によって、国内外の多数のレーベルから作品を発表している音楽家、ASUNA。
近年は、美術作家の佐藤実-m/sとの共作やopitopeとの共作を発表、さらに畠山地平
とのデュオでもHome Normalよりアルバムをリリースして来た彼。
本作は2013年10月に発売した『Aihara 1825, City Heim Kiri B-207』とはまた違ったもう一つのASUNAが垣間みれる作品であり、ブライアン・イーノ、テイラー・デュプリー、ステファン・マシューといったアンビエントの巨匠達の成果も踏まえた物語性のある家具の音楽といった趣をみせる。
ASUNAは本作の制作にあたり届くあてのない手紙を書き続ける少女が登場する、
あるロシア映画のシーンよりインスパイアを受け、5つのパートから成る42分間の
シームレスに紡がれる叙事詩的な流れで、熟達した脚本家のように、じっくりと練り上げられた電子音響と楽器群で新しく美しい音の物語を聴かせてくれる。
01. Song In Farthest Harbor
02. Stars Flows In The Lakeside When Wind Ceased
03. Sparks Falling On The Back Of Dark Blue Ship
04. Sea Above, Chubby Plane, Sky Below
05. Lonesome Lark Who I Am Remember
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