VOLCANO CHOIR 「REPAVE」
この商品のレビュー
4年振りに放たれた音魂は、「正式なバンド」として再始動するに相応しい、シガー・ロスにも匹敵するような実に壮大で感動的なロック・アルバム!
もはや説明不要、現在のシーンを代表するシンガーソングライター、グラミー・アーティスト、ジャスティン・ヴァーノンaka ボン・イヴェール。そんな彼がまだブレイクするずっと前〜デ・ヤーモンド・エジソンに在籍していた頃、同郷ウィスコンシンのポストロック・バンドであるコレクションズ・オブ・コロニーズ・オブ・ビーズ(ex ペレ)に魅了され、お互いは接近。親密な友人関係の中から「何か一緒にやろうよー」と始まったのがヴォルケーノ・クワイアー。しかしそこには何のプランもなく、リリース予定もなく、ただ気が向いた時にセッションしたり、メールで音源をやりとりしたり。
その後ジャスティンの大ブレイクはあったものの、ヴォルケーノ・クワイアーの作業はゆっくりゆっくりと進んでいたのでした。そしてその成果は08 年にアルバム『アンマップ』として世に。更に「一回こっきり、ライヴもやらない」という彼等でしたが、ペレ〜コロニーズ勢が何度も日本に来ている事もあり、「どうせ終わりなら、お別れ記念として日本でだけやってみようー」と世界も羨む来日を。しかしそのジャパン・ツアーが彼等にバンドとしての魂を産んでしまった!ツアー中に「これほど楽しい体験は無い!バンドってステキ!続けない意味が分からない!」とあっさり続投宣言。そして届けられたのがこの作品。
「ボン・イヴェール+コロニーズ」的な「唄心+エクスペリメンタル〜エレクトロ〜ポストロック」アプローチはもちろん存在しているけど、もっと生々しくパワフルで人間臭く、雄大で厳かで優しい「唄」がバンドとなって波となって押し寄せてくる!
[TRACKLIST]
1. Tiderays
2. Acetate
3. Comrade
4. Byegone
5. Alaskans
6. Dancepack
7. Keel
8. Almanac
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