Mr Twin Sister 「Mr Twin Sister」
この商品のレビュー
〈Domino〉から鮮烈なデビューを飾り、 Stereolab、 Bjork、Cocteau Twinsまで引き合いに出される多彩なアレンジでポップの桃源郷を開拓するTwin SisterがMr. Twin Sisterとなってのセカンド・アルバム。
KenDrick Lamarのトラックでサンプルされ話題にもなった、シューゲイザー、クラウト・ロック、シンセポップ、エレクトロ、R&B、ファンク、ディスコ、までを多彩なアレンジで縦横無尽に横断し、ポップスの桃源郷を開拓するUSインディ屈指の実力派 バンドTwin SisterがMr Twin Sisterに改名し、再スタートとなるセルフ・タイトルのセカンド・アルバムをリリース。今作でもその実力を見せつけるかのようにラウンジのフィーリングを維持しながらブレイクビーツも織り交ぜた艶のあるシンセと泣きのギターで彩ったシティポップM1に始まり、 Kool & The Gangのアンセム"Summer Madness"のシンセを彷彿させるM2のR&Bファンク、 AORのスムースなサックス、ストリングス、ピアノが印象的なM3のディスコ、PitchforkのBest New TrackとなったゆったりとしたノスタルジックなバラードM4、 ダークなフェティッシュさを醸し出すM5のエレクトロ・パンク、 シーケンサーを疾走させたアシッディでトランシーなダンス・ナンバーM6、 陶酔的なギター、シンセ、サックスで奏でられるアンビエント・トラック M7、 最後のM8ではフォーク・ソングで穏やかにフィニッシュ。
エレクトロニック / ダンスに寄せつつも様々なスタイルを取り入れ、実験的な音の遊びと巧みなプロダクションで自身の特色であるメランコリックさとソングライティングを最大限に引き出し、トレンドに溺れることなくモダンなインディ・ポップの極みといえる傑作へと仕上がった。
アーティストについて
ニューヨークのロングアイランドで2008年に結成した5人組バンド。 ブルックリンを拠点とし、2010年に自主レーベル〈Infinite Best〉から発表したEP2枚がたちまちに話題となり、 80年代を基調としたドリーミーでクラウトなシューゲイズ・ポップは当時のUSインディ・シーンを席巻していたチルウェイヴと共鳴、 インディ大手の〈Domino 〉と契約。2011年の〈Dead Ocean〉からのスプリット・シングル"Meet The Frownies" はDr. Dreを
フィーチャーしたKenDrick Lamarのヒット作"The Recipe" のサンプルとして使われ、2012年に満を持してのフル・レングスのデビュー・アルバム『In Heaven』を〈Domino〉より発表、哀愁やレトロな趣を残すもR&B、ファンク、ディスコといった新境地へと踏み出す。リード・シンガーのAndrea Estellaは人気テレビ・ドラマ・シリーズ
『Veronica Mars』の映画版のキャストに抜擢。最新作でもソングライティングを多彩なアレンジとプロダクション・ワークで洗練したポップスへとアップデートしその実力をみせつけた、USインディが誇る実力派インディ・ポップ・バンド。
アンドレア・エステラ(Andrea Estella)- ボーカル
エリック・カルドナ(Eric Cardona)- ギター、ボーカル
ゲイブ・ダミコ(Gabe D'Amico)- ベース、ボーカル
ウダブハヴ・グプタ(Udbhav Gupta)- キーボード
ブライアン・ウジュエタ(Bryan Ujueta)- ドラム
[Tracklist]
01. Sensitive
02. Rude Boy
03. In The House Of Yes【Best New Track @ Pitchfork】
04. Blush 【Best New Track @ Pitchfork】
05. Out Of The Dark
06. Twelve Angels
07. Medford
08. Crime Scene
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