Asuna & Opitope 「The Crepuscular Grove」
この商品のレビュー
アコースティツクギター、ピアノ、エレクトリックギター、シンセザイザー、自作楽器、フィールドレコーディング、オモチャなど様々な生楽器や素材を使い牧歌的で生の質感をもつ暖かいアルバムに仕上がった。
アルバムタイトルの『The Crepuscular Grove』(薄明かりの木立)が表すように、どこか懐かしく、自然の敬意に溢れたハートフルな環境音楽。少年の時代の野原で遊んだ日々を思い出すような雰囲気を持ちつつ、時にアンデルセンの童話のような不可思議な森の中を彷徨い、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』のような、思いもかけない音との出会いと先のよめない物語の展開は二重、三重の仕掛けをもったまさに音楽のラビリンス。
数知れない即興ライブを通過した長年のキャリアから紡ぎ出す、美しいメロディとさりげないノイズが作り出す重厚な音世界はアンビエントミュージックのタイムレスな傑作となった。
【Track List】
1. the lake was opened when came out of the grove at the dawn.
(夜明けの森を抜けた時、湖が開けていた)
2. shimmering lake emblaze the shady trees.
(きらめく湖が木陰を照らす)
3. tiny worms wriggling under the light shines.
(ほのかな光の下でうごめく小さな虫たち)
4. patches of sunlight on the forest floor.
(森の地面に点々と射す光)
5. heard the breathing of deep woods.
(深い森の呼吸が聴こえた)
6. preparing for a new journey.
(新しい旅の準備)
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