LZ129 「Astral Plane」(DLカード付カセットテープ)
この商品のレビュー
Astral Planeとは、物質的世界を構成する前段階の可塑的なイメージの世界の意である。
その名の示す通り、このアルバムは可塑的であると同時にトポロジカルであり、聴く者の物質的または精神的な位相によって全く異なる側面を見せるだろう。
壊れたアンプを改造して作られた金属片、東の果ての街で行われたフィールドレコーディング、過多とも思われる膨大なエフェクターと必要数に達していないモジュラーシンセ、部屋の軋みまで伝わるほどに繊細に録音された歌、最先端のエレクトロニクスで製作された本アルバムは、大音量のノイズと過激なリズムトラック、それに相反する形で存在する悲しみに沈む囁くような歌で構成されている。
歌をフィーチャーし、youtubeとSoundcloudで公開されたM.6「Sadden」は、発売前にも関わらず早くも大きな反響を呼んでいる。
これは、かつての時代に破壊された音を可塑的に復元しようと試みた結果である。
LZ129 Profile
東京都出身。Aureoleのベーシストとして活動する岡崎竜太のソロ・プロジェクト。
2013年5月ライブ活動開始。
2014年9月ファーストアルバム「Astral Plane」kilk recordsよりカセットテープ+ダウンロードで100本限定リリース。
Aureoleをはじめとした様々なバンド、セッションでベーシストとして活動する傍ら、2013年よりLZ129名義でのソロ活動を開始。
ハーシュノイズを基調としたそのサウンドは、これまでにベーシストとして蓄積してきた多くの経験のアウトプットであり、パンク、サイケデリック、インダストリアル、ブレイクコア、ジャズ、モダンクラシック、アンビエント、インプロビゼーションなど、多くのジャンルの音楽からの影響を垣間見ることが出来る。
また、大音量のノイズを幾重にも重ねカットアップするライブは各界より高い評価を受け、これまでに様々なアーティストとのコラボレーションライブを成功させている。
歌、ギター、ドラム、ピアノ、トランペット、コンピュータ音楽といった音楽家とのコラボレーションをはじめ、舞踏、朗読、映像、ペインティング、照明など、音楽を超えた幅広いアーティストやエンジニアとのコラボレーションライブを展開しているのが特徴である。
[Tracklist]
A-side
01.Vacant
02.Clash
03.13
04.Neuma
B-side
05.Recollection
06.Sadden
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