HAUSCHKA 「Salon des Amateurs」
この商品のレビュー
Ferndorf~Snowflakes and Car Wrecks~Foreign Landscapesといった近作ではストリングスを多用し、プリペアードピアノ奏者というよりは作曲家・編曲家としての力量を大いに示した彼が次に提示するのはハウシュカなりの「ダンスミュージック」。
ミニマルな編成で披露されるダンサブル・アップリフティングな楽曲が並んでおります。音だけ聴いたら、マシュー・ハーバート?と訊ねる人も少なからずいるかもしれません。どこかサードアルバム"Room to Expand"の頃を思い起す感じもあります。
テーマはデュッセルドルフにある「Salon des Amateurs」。
Salon des Amateursでの一夜を描いた楽曲が並ぶ、サウンドトラックのような装いです。 相反するかのように思える現代音楽/クラシックとダンスミュージック、有機的でありながら、機械的でもある様々な音楽的要素がここでは見事調和しています。ピアノの打楽器としての側面をここまでフルに表した音源もそう多くはないでしょう。
ライナーノーツはラース・フォン・トリア監督、ビョーク主演の映画「dancer in the dark」のサウンドトラックでビョークと共作していたスジョン・シングルトン。そして互いの音楽が好きだと言う、CALEXICOのジョーイ・バーンズとジョン・コンヴァーティーノ、Múm のドラマー、 Samuli Kosminenが参加しています。
【Track List】
1. Radar
2. Two AM
3. Girls
4. Ping
5. Cube
6. Subconcious
7. No Sleep
8. Tanzbein
9. Taxi Taxi
10. Sunrise
bonus track for Japanese edition
11. White and Clear 1
12. White and Clear 2
2011/2/19、ベルギーHasseltでの未発表ライヴ音源からのエディット
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