radian 「on dark silent off」
この商品のレビュー
2011年に、メンバーがステファン・ネメスからマーティン・ジーヴェルトに代わっての初のオリジナル・アルバムとなります。
2014年には、元ジャイアント・サンドのハウ・ゲルブとのコラボレーション・アルバム『Radian Verses Howe Gelb』をバンドが立ち上げたレーベル(Radian Releases)からリリースし、あまりにも意外な組み合わせでファンを驚かせた。
メンバー・チェンジが反映してか、今まで以上にソリッドかつ肉感的で、最もロックなサウンドとなっている。
大友良英、フェネス、デイヴィッド・シルヴィアン等と共演を重ねて来たマーティン・ブランドルマイヤーのドラミングは更に冴え渡り、新加入のマーティン・ジーヴェルトは、トラピストやマッツ・グスタフソン等とのバンド活動他で培って来たキャリアによって、多彩なギターのみならず、エレクトロニクスでも貢献し、音楽的に一番(所謂)ロック的な活動を行なって来たジョン・ノーマンのベースはラウドな本作において、より効力を発揮している。
ポップグループやディス・ヒート、バトルスや、レーベルメイトで、かつてプロデュースを担当したジョン・マッケンタイア率いるトータスとの類似点や、HEADZ関連でも、sim、Optrum、空間現代、goatとも共振する(直接的で無いにしろ、radianの影響を感じる)プログレッシヴなサウンドメイクは深化し続けている。
単なるロック・バンドとは一戦を画す、ポスト・パンク、ポスト・ロックのカテゴライズを提示し直すような、大胆かつ精密な演奏と編集が共存し、ノイズと静寂が規則的/不規則的に交錯する、非常に刺激的な傑作に仕上がった。
ソニック・ユースやジム・オルークとの共演で、日本でも人気の高いスウェーデン出身のサックス奏者マッツ・グスタフソンがゲスト参加。
【Track List】
1. pickup pickout
2. on dark silent off
3. scary objects
4. recreate loved objects
5. blue noise, black lake
6. codes and sounds
7. rusty machines, dusty carpets
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