Dustin O’Halloran 「Lumiere」
この商品のレビュー
ソロ・ピアノ・コレクション『Piano Solos Vol.1 and 2』がロングセラーをつづける人気作曲家/ピアニスト、ダスティン・オハロラン。2017年にはハウシュカと共作した映画『LION』のスコアでアカデミー作曲賞にノミネートされるなど、近年、映画音楽のフィールドで世界的な地位を確立しています。そんな彼が2011年にリリースし、近年入手困難となっていた3rdアルバム『Lumiere』。「光」と名付けられたこの名作が、2012年に来日記念盤としてリリースされ即完した7曲入りEP『Other Lights』をセットにして、完全版として待望の再発!
『Lumiere』は2017年現在にいたるまで彼の最新作にあたる作品ですが、マックス・リヒターやハウシュカの作品やライヴにも参加するACMEカルテットやピーター・ブロデリックによるストリングスをフィーチャーし、ピアニストとしてだけでなく、作曲家、アレンジャーとしての実力を発揮した傑作です。「音に色を感じる」共感覚者でもある作曲家/ピアニストとして絵画を描くように音楽を奏でるダスティン・オハロランの魅力をもっとも感じることができる色彩豊かなピアノ・アンサンブル。ベルリンのグリューネヴァルト教会や、コペンハーゲンにあるヨハン・ヨハンソンのNTOVスタジオなど複数の場所で録音。3年間かけてじっくり制作された本作収録の「We Move Lightly」「Fragile N.4」「Snow + Light」などの名曲群はドレイク・ドレマス監督の映画『今日、キミに会えたら』や、ダコタ・ファニングが主演した映画『17歳のエンディングノート』に使用されました。
ヨハン・ヨハンソンがミックスを手がけ、ピーター・ブロデリック、ア・ウィングド・ヴィクトリー・フォー・ザ・サルンのアダム・ブライアンバウム・ウィルツィー、ニルス・フラームなどポスト・クラシカル・シーンのトップ・アーティストたちが多数参加したこの不朽の名作が放つ光は永遠に消えることはありません。
【Track List】
Disc 1『Lumiere』
1. A Great Divide
2. Opus 44
3. We Move Lightly
4. Quartet N.2
5. Opus 43
6. Quintette N.1
7. Fragile N.4
8. Opus 55
9. Snow + Light
Disc 2『Other Lights』
1. An Ending, A Beginning (featuring Peter Broderick)
2. Constreaux N.2
3. Opus 28 (featuring ACME quartet)
4. Opus 17 (live at Grunewald Church, Berlin)
5. All Things Must Fall
6. Opus 38 (live at Grunewald Church, Berlin)
7. Ends Of Tape
ツイート