Duval Timothy 「Sen Am」
この商品のレビュー
そこではロンドンとシエラレオネのフリータウンを行き来しながら活動する彼の深層心理を垣間見るような、独特の浮遊感、そして黙々と糸を紡いでいくように綿密で肌触りの良い音楽世界が展開されている。シエラレオネの友人や家族が、Whatsappのヴォイスメモを通じて登場し、静謐なソロピアノとレイヤーを重ねたサウンドに乗せて語りかける。録音はロンドン、バース、フリータウン、東京、京都で行われた。
今やVegynやMelanie Fayeといった新鋭とも共作する、そのしなやかな感性はこの頃から健在で、ジャズでもクラッシクでもエレクトロニカでもない、ジャンルを超えた幅広い可能性を端々に感じさせる。2019年にはSolangeの楽曲”Dreams”でも本作収録の”No”がサンプリングされており、時代がその静かな感性を求めている。
日本盤ライナーノーツは高橋 健太郎氏が担当。
【Track List】
1. Whatsapp
2. Whale
3. Introvert
4. Ball
5. Language feat. Nicholas Mandalos
6. No
7. Wahala
8. Nijo
9. Dust
10. Ibs
11. Emmerson
新たな時代の芸術家として注目されている、サウスロンドン出身のマルチ・アーティスト【Duval Timothy】の4作目となるアルバム。
https://more-records.amebaownd.com/posts/8990074/
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