takuro kikuchi 「fleur」
この商品のレビュー
仙台在住の作曲家・ピアニスト、takuro kikuchiの2ndアルバム。
1983年生まれ。作曲家・ピアニスト。クラシックギターを弾く父の影響で、幼少の頃から音楽に親しむ。
作曲を北村昭、四野見和敏、ピアノを梅谷進、倉田まゆみ、三浦るみ子、ソルフェージュを石原真の各氏に師事。
作り出す音楽の根底には、徹底したクラシックの基盤がある。それを巧みに踏襲しながら、初期の作品では瑞々しく優しい旋律と、淡いパステルのような響きのピアノ曲が多数生まれている。また近年は、ポスト・クラシカルと評されるような、映像的で詩的な楽曲が高い評価を得ており、ギャラリーやカフェなどで繰り返し再生され、そ
の優れた音楽性をそこここで垣間見ることができる。
古典・現代という観念にとらわれることなく、その伸びやかで自由な発想と感性から構築される独自の豊潤な音色は、しばしば即興という形でも発揮され、細部に至るまでの緻密な曲作りとは真逆の軽やかさで、聴く者の感情を引き付けて離さない。
[TRACKLIST]
01.美しい人 La renoncule
02.蝶々 Le papillon
03.わずかな愛 Le chrysantheme
04.赤い如雨露 Arroser
05.啓翁桜 Un arbre de la cerise tot
06.兎のしっぽ Queue du lapin
07.種 Le coton du pissenlit
08.眠る Fleur de la rose
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