Ryan Teague 「Site Specific」
この商品のレビュー
エレクトリック・マイルスと初期トータスをライアン・ティーグ流に更新したシネマティック・ジャーニー!
2005年のデビュー以降、ポスト・クラシカルとエレクトロニカを自由自在に行き交いながら、つねに新しい音楽に挑戦しつづけ、作品ごとに全くちがう表情をみせてきたイギリス人作曲家/アーティスト、ライアン・ティーグ。
これまででもっともエレクトロニックなアーバンさを指向し、ロングセラーとなった前作『Block Boundaries』以来、約2年ぶりとなる最新アルバムが自身のレーベルKing Treeからリリース。ティーグの音楽の核となる、スティーヴ・ライヒの影響を感じさせるミニマル・ミュージックのポリリズムや、エレクトロ・アコースティックな楽器編成、そしてシネマティックなアンビエンスは健在ながらも、今回彼がチャレンジしたのは、インプロヴィゼーションとミニマル・ジャズを取り入れたフル・バンド編成によるエレクトロニカ〜ポストロック作品。
今回、全面的に参加したガレス・デイヴィス(バス・クラリネット)、ダン・ニコルズ(ローズ・ピアノ)らの卓抜した演奏と、近年インドネシアに滞在しジャワのガムラン音楽を学んだ経験が、本作の繊細なテクスチャーとリズムの多彩さとして現れています。
ライアン・ティーグの新たなシネマティック・ジャーニーは、まるでマイルス・デイヴィス『In a Silent Way』、ヤン・イェリネック『Loop Finding Jazz Records』、トータス『Millions Now Living Will Never Die』をコンテンポラリーなサウンド・パレットを通して更新したような陶酔的なサウンドスケープです。
国内流通盤のみボーナストラック1曲のダウンロード・コードつき。
【Track list】
1. Wide Angle
2. Point of Departure
3. Second Scene
4. Surface Tension
5. Verboten Fold
6. Site Specific
7. Northbound Sleeper
8. Dove Trick
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